川田翔子八幡市長が産休取得を表明 現職女性首長として全国初の事例
要約
京都府八幡市の川田翔子市長が9月13日の出産予定日を前に産休取得の意向を公表した。全国最年少の女性市長による決断は、男女共同参画の観点からも注目を集めている。
全国初、現職女性首長が産休取得へ
京都府八幡市の川田翔子市長(35)が21日、報道各社の取材に応じ、9月に第一子を出産する予定であることを明らかにするとともに、産休を取得する意向を表明した。現職の女性首長による産休取得は全国で初めての事例となる。
川田市長は全国最年少の女性市長として知られる。妊娠・出産については早期から市役所内で相談を進めてきたという。出産予定日は9月13日で、具体的な産休期間などの詳細については26日に正式な記者会見を開いて説明する予定だ。
「男女共同参画に意義があれば」
川田市長は取材に対し、「産休・育休を取る姿勢を示すことが、今後の男女共同参画に意義があるものになればと思っています」と語った。自身の決断が社会的な意味を持つことへの期待をにじませた。
市職員からも前向きな声が上がっている。「市長の出産というチャレンジングなことに、しっかり組織で乗り越えていく姿を見せられたらいいね」との声があり、組織全体で市長の産休を支える姿勢がうかがえる。
前例なき決断が問いかけるもの
川田市長は1990年生まれ。京都大学を卒業後、京都市役所で生活保護のケースワーカーなどを務め、その後参議院議員の秘書を経て、2023年11月に33歳で八幡市長に初当選した。就任後は「18歳までの医療費無料」や「給食費の25%カット」など子育て支援策を打ち出してきた。
これまで男性首長による育児休業取得の事例はあったものの、現職の女性首長が産休を取得するのは前例がない。産休中の市政運営体制や具体的な職務代理の在り方など、詳細は26日の会見で明らかになる見通しだ。
市区町村長の女性比率が依然として低い水準にとどまる中、今回の決断は女性政治家の働き方や、政治と子育ての両立をめぐる議論に一石を投じることになりそうだ。