2026/5/23
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国際

中国山西省の炭鉱でガス爆発 82人死亡、9人が行方不明

要約

中国山西省長治市の炭鉱で22日夜にガス爆発が発生し、82人が死亡、9人が行方不明となっている。中国国営の新華社通信が23日に報じた。

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山西省長治市の炭鉱で爆発、死者82人に

中国山西省長治市の炭鉱で22日夜、ガス爆発事故が発生し、82人が死亡、9人が行方不明となっている。中国の国営通信社・新華社が23日に伝えた。

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※画像はイメージです

爆発事故の具体的な原因は現時点で明らかになっていない。行方不明者の捜索・救助活動の詳細についても、情報は限られている。

中国有数の産炭地で繰り返される惨事

山西省は中国有数の石炭産出地であり、多くの炭鉱が操業している。一方で、同省では過去にも大規模な炭鉱事故が相次いでいる。2008年には山西省臨汾市の炭鉱でガス爆発が発生し104人が死亡、同年には孝義市でも爆発事故により27人が犠牲となった。2010年には王家嶺炭鉱で浸水事故が起き、10人が命を落としている。

山西省に限らず、中国全土で炭鉱事故は深刻な問題となっている。2002年には黒竜江省鶏西市の炭鉱でガス爆発が発生し111人が死亡。2020年には重慶の炭鉱で一酸化炭素中毒事故により23人が亡くなった。

安全管理体制の課題が浮き彫りに

中国の炭鉱業界では、利益優先の経営姿勢や安全管理の不備、換気設備の欠陥、規制違反などが事故の背景にあると指摘されてきた。中国政府は老朽化した炭鉱の閉鎖や安全基準の強化を進めてきたが、今回の事故は依然として根深い課題が残っていることを改めて示す形となった。