ベルリン国際映画祭が開幕、日本アニメ「花緑青が明ける日に」がコンペ部門選出
要約
第76回ベルリン国際映画祭が現地時間12日に開幕し、日本画家出身の四宮義俊監督による長編デビュー作「花緑青が明ける日に」がメインのコンペティション部門に選出された。
日本アニメがメインコンペに選出
第76回ベルリン国際映画祭が現地時間2月12日に開幕した。日本からはアニメーション映画「花緑青が明ける日に」が長編コンペティション部門に選出されたほか、複数の部門で日本作品が名を連ねている。
「花緑青が明ける日に」は、日本画家としても活動する四宮義俊監督の長編デビュー作。新海誠監督の「言の葉の庭」「君の名は。」などでビジュアル制作に携わった経歴を持つ四宮監督にとって、初の長編監督作品がいきなり世界三大映画祭の一つであるベルリンのメインコンペに選出される形となった。同作は日本とフランスの合作で、2026年3月6日に日本での公開が予定されている。
複数部門で日本作品が存在感
今回の映画祭では、コンペティション部門以外にもパノラマ部門で実写映画「しびれ」が選出されるなど、日本映画が複数の部門で存在感を示している。
ベルリン国際映画祭のコンペティション部門には22作品が選出されており、アニメーション作品が実写作品と同じ土俵で審査される点が同映画祭の特徴の一つである。日本のアニメーション映画が同部門に選出されたのは、2023年の「すずめの戸締まり」(第73回)以来となる。
日本アニメとベルリンの歴史
ベルリン国際映画祭と日本アニメの関わりで最も知られるのは、2002年に宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」が最高賞の金熊賞を受賞した一件である。アニメーション映画が世界三大映画祭で最高賞を獲得したのはこれが初めてで、日本アニメの国際的な評価を大きく押し上げた。
今回、文化庁も「第76回ベルリン国際映画祭における日本映画の海外発信の取組」を実施しており、国として日本映画の国際競争力強化を後押ししている。映画祭は2月22日まで開催される。