ジャズピアニスト、作曲家として知られる大野雄二さんが5月4日、老衰のため死去した。84歳だった。公式ホームページで「大野さんは、老衰のため今月4日に亡くなりました」と発表された。葬儀・告別式は近親者のみで執り行われ、後日お別れの会が開催される予定だが、具体的な日時や場所は明らかになっていない。\n\n※画像はイメージです\n\n## 「ルパン三世のテーマ」で時代を彩る\n\n大野さんは1977年、テレビアニメ「ルパン三世」シリーズの音楽を手がけ始め、以降シリーズに欠かせない存在となった。代表曲「ルパン三世のテーマ」はインストゥルメンタル楽曲として当時のアニメ主題歌では異例の形式であったが、シリーズの長期化とともに数多くのバージョンが生まれ、アニメ音楽を代表する楽曲として幅広い世代に親しまれてきた。\n\n映画音楽の分野でも「犬神家の一族」(1976年)や「人間の証明」(1977年)といった作品を手がけ、リリシズムにあふれたスケール感のあるサウンドで高い評価を得た。CM音楽の制作にも長年携わり、手がけたCMの数は1000本を超える。\n\n## ジャズピアニストとしての歩み\n\n大野さんは大学在学中にジャズピアニストとしてプロデビューを果たした。慶應義塾大学では名門ビッグバンド「慶應義塾大学ライトミュージックソサエティ」に所属し、演奏活動の基盤を築いた。卒業後はCM音楽の制作を中心に活動の幅を広げ、映画やテレビの音楽にも進出した。\n\n近年は自身が率いるバンド「Yuji Ohno & Lupintic Six」などでライブ活動を積極的に行い、演奏家としての姿勢を貫いた。日本のフュージョン音楽の先駆けとも評される音楽スタイルは、アニメ音楽、CM音楽、映画音楽と多岐にわたる分野で日本の音楽シーンに大きな足跡を残した。\n\n## 多方面にわたる功績\n\n大野さんは日本テレビとの関わりが深く、「ルパン三世」のほかにもサスペンスドラマやコメディドラマなどのテーマ曲・劇中音楽を数多く手がけた。生前は作曲活動として「ルパン三世」とNHKテレビ「小さな旅」に注力していたという。半世紀近くにわたり第一線で活動を続けた作曲家の死は、日本の音楽界にとって大きな損失である。\n\nジャズピアニストとしてプロデビュー
慶應義塾大学ライトミュージックソサエティに所属し、演奏活動を開始した。
「ルパン三世」の音楽を担当開始
テレビアニメ第2シリーズの音楽を手がけ、「ルパン三世のテーマ」がアニメ音楽の代名詞となった。
老衰のため死去
84歳で逝去。葬儀・告別式は近親者のみで執り行われた。
訃報が報じられる
公式ホームページで死去が発表され、後日お別れの会の開催が予定されている。