第39回山本周五郎賞に蟬谷めぐ実氏「見えるか保己一」 全盲の国学者描く
要約
新潮文芸振興会主催の第39回山本周五郎賞に、蟬谷めぐ実氏の「見えるか保己一」が選ばれた。江戸時代の全盲の国学者・塙保己一の生涯を描いた作品で、KADOKAWAから出版されている。
KADOKAWA山本周五郎賞時代小説蟬谷めぐ実
蟬谷めぐ実氏「見えるか保己一」が受賞
第39回山本周五郎賞(新潮文芸振興会主催)の選考会が5月14日に行われ、蟬谷めぐ実氏の「見えるか保己一」(KADOKAWA)が受賞作に決定した。賞金は100万円。贈呈式は6月26日に東京都内で開催される予定である。
「見えるか保己一」は、江戸時代に活躍した全盲の国学者・塙保己一の生涯を描いた作品である。単なる偉人伝にとどまらず、保己一が視覚を失ったことによる苦悩や周囲の人々との葛藤、「聖人化」への疑問など、人間的な側面を深く掘り下げた内容となっている。
デビューから6年、着実に評価を積み重ね
蟬谷氏は1992年大阪府生まれの33歳。2020年に「化け者心中」で第11回小説野性時代新人賞を受賞しデビューした。その後、「おんなの女房」で第10回野村胡堂文学賞、第44回吉川英治文学新人賞を受賞するなど、複数の文学賞を獲得してきた。デビューから6年での山本周五郎賞受賞となる。
選考委員5氏が審査
選考会では、伊坂幸太郎氏、江國香織氏、小川哲氏、今野敏氏、三浦しをん氏の5名が選考委員を務めた。
蟬谷めぐ実氏がデビュー
「化け者心中」で第11回小説野性時代新人賞を受賞し、作家としての活動を開始した。
第39回山本周五郎賞の選考会
選考委員5氏による審査が行われ、「見えるか保己一」が受賞作に決定した。
贈呈式を開催予定
東京都内で贈呈式が行われる。賞金は100万円。