2026/4/11
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政治

衆院内閣委で国家情報会議設置法案めぐり紛糾 長妻議員がヤジに抗議、審議一時混乱

要約

国家情報会議設置法案の審議中、中道改革連合の長妻昭議員が自民党の平将明議員を名指しでヤジを追及し、議場が一時混乱した。長妻氏はインテリジェンス強化の必要性を認めつつ、法案のリスクについて政府の認識を質した。

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長妻議員、法案のリスク認識を追及

2026年4月10日の衆議院内閣委員会で、中道改革連合の長妻昭議員が国家情報会議設置法案に関する質疑を行った。長妻議員は「インテリジェンス能力を高めることは必要不可欠だと思うんです」と述べた上で、「今回の法案のリスクや懸念はどこにあると思われますか?」と政府側の認識を質した。

Parliament
※画像はイメージです

同法案は、首相を議長とする国家情報会議を内閣に新設し、その事務局として内閣情報調査室を発展的に改組した国家情報局を創設する内容で、4月8日に同委員会で審議入りしていた。

ヤジに3度振り返り、平議員を名指し

質疑中、議場ではヤジが飛び交い、審議が一時混乱した。長妻議員は3回にわたって振り返り、自民党の平将明議員を名指しで「平さん何ですか?」と追及する場面があった。平議員が発したヤジの具体的な内容は明らかになっていない。

また、議場内からは「しっかりしてよ官房長官!」との声も上がり、委員会は緊迫した雰囲気に包まれた。この声を上げた人物は特定されていない。

インテリジェンス強化と法案の行方

長妻議員は質疑を通じ、インテリジェンス能力の強化そのものには理解を示しつつも、法案に内在するリスクや懸念について政府の見解をただす姿勢を見せた。長妻議員の質問に対する官房長官の具体的な回答内容は現時点で明らかになっていない。

国家情報会議設置法案は、各省庁に分散していた情報収集・分析機能を集約し、中長期的な情報戦略の策定や外国勢による情報活動への対処を強化することを目的としている。インテリジェンス強化の必要性については与野党間で一定の共通認識があるものの、権限の範囲や運用方法をめぐっては野党側から懸念の声も上がっており、今後の審議の行方が注目される。