中道・小川代表、辺野古移設の方針明言避ける 党内に旧立憲・公明の溝
要約
中道改革連合の小川淳也代表が記者会見で辺野古移設への党の立場を問われ、「軽々に言うこと自体が無責任だ」と述べ明言を避けた。前日には沖縄の前衆院議員ら3人が移設見直しの提言書を提出していた。
小川代表「軽々に言うのは無責任」
中道改革連合の小川淳也代表は10日の記者会見で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設問題について、党としての立場を明言しなかった。小川代表は「軽々に言うこと自体が無責任だ」と述べ、「はっきり言う時には裏付けとなる事実や材料があってしかるべきで、それがないなかで言うのは無責任だ」と説明した。
さらに「現在の党内事情を踏まえ、言えることと言えないことがある状況に変更はない」とも語り、党内の意見集約が進んでいない現状をにじませた。
沖縄の前衆院議員ら3人が提言書を提出
発言の背景には、前日9日の動きがある。同党所属で沖縄の小選挙区から立候補した前衆院議員ら3人が、辺野古移設の見直しを求める提言書を中道・立憲・公明の政調会長宛てに提出した。小川代表の会見は、この提言書提出を受けた質疑の中で行われたものである。
旧立憲と旧公明、移設問題で対照的な立場
中道改革連合は今年1月、自公政権下で辺野古移設を容認する立場だった公明党と、移設に反対の立場だった立憲民主党の衆院議員らが合流して結成された。2月の衆議院選挙を経て活動を続けているが、辺野古移設問題は両党の政策的立場が真逆であっただけに、党内での方針統一が難航している実態が改めて浮き彫りとなった。
小川代表が「裏付けとなる事実や材料」の具体的内容に踏み込まなかったことで、党としての統一見解がいつ示されるかは依然として不透明な状況である。
中道改革連合が結成
自公政権下で辺野古移設を容認していた公明党と、反対の立場だった立憲民主党の衆院議員らが合流して結成された。
衆議院選挙の実施
結成直後の衆議院選挙を経て、中道改革連合は国政政党としての活動を本格化させた。
沖縄の前衆院議員ら3人が提言書を提出
沖縄の小選挙区から立候補した前衆院議員ら3人が、中道・立憲・公明の政調会長宛てに移設見直しを求める提言書を提出した。
小川代表が方針の明言を避ける
記者会見で、辺野古移設の立場について「軽々に言うのは無責任」と述べ、党内の事情を踏まえて明言を避けた。