2026/4/15
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経済

東宝、純利益517億円で過去最高益を更新 「鬼滅の刃」「国宝」が業績牽引

要約

東宝が2026年2月期連結決算を発表し、純利益は前の期比19%増の517億円と2年ぶりに過去最高を更新しました。映画事業の営業利益が30%増と大幅に伸長したほか、年間配当も大幅に増額されています。

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東宝は14日、2026年2月期の連結決算を発表した。純利益は前の期比19%増の517億円となり、2年ぶりに過去最高益を更新した。自社配給の大型作品が相次いでヒットし、映画事業が業績を大きく押し上げた。

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※画像はイメージです

「鬼滅」400億円超、「国宝」200億円超の大ヒット

業績拡大を牽引したのは、「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」と映画「国宝」の2作品である。「鬼滅の刃」は国内興行収入が400億円を超え、「国宝」も200億円を超える大ヒットとなった。

映画事業セグメントの営業利益は前の期比30%増の373億円と大幅に伸長。全社の営業収入は同15%増の3606億円、営業利益は同5%増の678億円だった。

増配を決定、年間67.5円に

好調な業績を受け、東宝は年間配当を67.5円とする方針を示した。従来予想から5円の増額で、前の期実績の50円からも大幅な引き上げとなる。

次期は減収減益を見込む

一方、2027年2月期の連結純利益予想は410億円と、前期比21%の減益を見込んでいる。今期に大型ヒット作が集中した反動が想定され、次期の業績はその水準を下回る見通しである。

東宝は映画の製作・配給を中核としながら、演劇事業や不動産事業も展開する総合エンターテインメント企業である。今期は「鬼滅の刃」「国宝」という2本の柱が揃い、記録的な業績につながった。