2026/4/16
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国内

東海道新幹線の検測車両「ドクターS」愛称決定 2026年10月から営業走行開始へ

要約

JR東海は、2025年1月に引退したドクターイエローの検測機能を継承する営業車両の愛称を「ドクターS」と発表しました。最新型N700Sをベースとした4編成を導入し、2027年1月から本格的な設備検測を開始する計画です。

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ドクターイエロー後継の愛称は「ドクターS」

JR東海は16日、東海道新幹線の設備検測機能を備えた営業車両の愛称を「ドクターS」にすると発表した。最新型の営業車両「N700S」をベースとし、2025年1月に老朽化により引退した「ドクターイエロー」の検測機能を継承する車両となる。

Japanese scenery
※画像はイメージです

ドクターSには、架線やレールの異常およびその予兆を検知する機能が搭載される。長年「新幹線のお医者さん」として親しまれてきたドクターイエローに代わり、営業車両が検測の役割を担うことになる。

2026年10月に営業走行開始、2027年から検測へ

JR東海の計画によると、ドクターSは2026年10月に営業走行を開始し、2027年1月から設備検測を始める予定だ。2027年4月までに計4編成を導入する。

  1. ドクターイエロー引退

    老朽化によりJR東海所属のT4編成が検測走行を終了し、20年以上の歴史に幕を閉じた。

  2. 「ドクターS」愛称発表

    JR東海がN700Sベースの検測機能付き営業車両の愛称と導入スケジュールを公表した。

  3. 営業走行開始予定

    ドクターSが東海道新幹線において、旅客を乗せた状態での営業走行を開始する見通し。

  4. 設備検測開始予定

    最新の機器を用いて、架線やレールの異常・予兆を検知する本格的な検測業務を開始する。

  5. 4編成導入完了予定

    計4編成の導入を完了させ、東海道新幹線全域における高頻度な検測体制を確立させる。

営業車両への検測機能搭載で効率化を図る

従来のドクターイエローは検測専用車両として運用されていたが、ドクターSでは営業車両であるN700Sに検測機能を搭載する方式に転換する。これにより、専用車両の開発・製造・運用にかかるコストの削減が見込まれるほか、営業運転中に検測を行うことで検測頻度の向上も期待される。

なお、ドクターSにはドクターイエロー(T4編成)の車体に使用されていたアルミニウム部材が水平リサイクルされて使用される予定であり、引退した車両の素材が後継車両に受け継がれる形となる。