鈴木農相、加工用・米粉用コメ「25万トン増産可能」 主食用以外の生産拡大を促す方針
要約
主食用コメの在庫が大幅に増加する一方で、加工用・米粉用は需要に対し不足が続いています。鈴木農相は4月17日、生産転換により25万トン程度の増産が可能だとする方針を示しました。
鈴木農相「25万トンの増産が可能」
鈴木農林水産大臣は4月17日、主食用以外のコメ(加工用・米粉用)の生産を拡大する方針を示した。主食用コメの在庫が大幅に増加している一方で、加工用や米粉用のコメは需要に対して不足している状況を踏まえた発言である。
鈴木農相は「あわせて25万トン程度の増産が可能な状況だ」と述べ、主食用から加工用・米粉用への生産転換を促す考えを明らかにした。
コメ価格と生産コストに開き
コメをめぐっては、足元で価格と生産コストの間に大きな差が生じている。4月10日時点のスーパーでのコメ(5キロ)の平均価格は3933円で、8週連続の値下がりとなった。一方、4月7日時点でまとまった試算によると、コメ(5キロ)の生産コストは2800円余りとされている。
政府備蓄米の買い入れについても課題が浮上している。4月16日時点で、初回の落札は予定の5%余りにとどまった。備蓄米の確保が想定通りに進んでいない状況がうかがえる。
輸出拡大に向けた省庁連携も始動
農林水産省と経済産業省は4月10日、農林水産物・食品の輸出拡大に向けた新チームの設置を発表した。省庁の垣根を超えた連携により、コメを含む農産物の海外展開を加速させる狙いがある。
また、同日には鈴木農相がイラン情勢に伴う資材流通の把握に努める考えも示しており、国際情勢が農業生産に与える影響についても警戒を強めている。
主食用コメの需要が長期的に減少する中、加工用・米粉用への転換は生産者の経営安定と食料安全保障の両面で重要な課題となっている。鈴木農相が示した25万トンの増産方針が、どのような具体策を伴って実行に移されるかが今後の焦点となる。
コメ生産コスト試算がまとまる
コメ5キロあたりの生産コストが2800円余りとする試算がまとまり、販売価格との乖離が浮き彫りとなった。
価格下落と輸出新チーム設置
スーパーの平均価格が8週連続で下落した。一方、農水省と経産省は輸出拡大に向けた省庁横断の新チームを設置した。
政府備蓄米の初回落札が低調
政府備蓄米の初回落札割合が予定の5%余にとどまり、調達が計画通りに進んでいないことが明らかになった。
鈴木農相が増産方針を表明
鈴木農相は、加工用・米粉用で25万トンの増産が可能であるとし、需要に応じた生産転換を呼びかけた。