2026/4/22
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経済

JAPEX山下社長、中東情勢「楽観できない」 ガソリン全国平均169.5円

要約

石油資源開発の山下社長は22日の会見で、中東情勢の不透明さに強い危機感を示した。国内ではガソリン価格の高騰に加え、ヒアリの確認件数が過去最多を更新するなど、重要ニュースが相次いでいる。

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JAPEX山下社長「二転三転、四転」と中東情勢に危機感\n\n石油資源開発(JAPEX)の山下通郎社長は22日の記者会見で、中東情勢の先行きについて「二転三転、四転していて楽観できない」と述べ、不透明さが続いているとの認識を示した。日本政府が筆頭株主であるJAPEXのトップが、エネルギー調達を取り巻くリスクに改めて警鐘を鳴らした形だ。\n\n
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\n\n日本は原油輸入の大部分を中東地域に依存しており、同地域の情勢変化は国内のエネルギー供給や価格に直結する。山下社長の発言は、トランプ大統領による海上封鎖をめぐる動きなど、中東をめぐる国際情勢が依然として予断を許さない状況にあることを反映したものとみられる。\n\n## ガソリン全国平均は169.5円\n\n同日発表されたガソリンの全国平均価格は1リットルあたり169.5円となった。原油価格の動向や為替相場の影響を受け、国内のガソリン価格は高止まりが続いている。中東情勢のさらなる悪化が生じれば、原油調達コストの上昇を通じて価格がさらに押し上げられる可能性もある。\n\n日本は原油のほぼ全量を輸入に頼っており、中東依存度の高さがエネルギー安全保障上の課題として繰り返し指摘されてきた。山下社長の会見での発言は、こうした構造的な脆弱性を改めて浮き彫りにするものである。\n\n## ヒアリ確認件数が過去最多、大槌町では山林火災も\n\n22日はエネルギー関連以外にも注目すべきニュースが相次いだ。環境省は、昨年度(2025年度)の国内におけるヒアリの確認件数が36件に達し、過去最多を更新したと発表した。外来生物であるヒアリの侵入拡大は、生態系や国民生活への影響が懸念される。\n\nまた、岩手県大槌町では山林火災が発生し、岩手県は自衛隊に対して災害派遣を要請した。消火活動の詳細や被害の全容については、現時点で明らかになっていない。\n\n中東情勢の不透明さに加え、国内でも環境・防災面での課題が浮上した一日となった。