2026/4/24
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国際

イラン・アラグチ外相、24日夜にパキスタン訪問 米イラン仲介役と協議へ

要約

パキスタン政府筋によると、アラグチ外相は首都イスラマバードを訪れ、米イラン間の仲介役を担うパキスタン側と協議する見通し。4月11日の停戦協議が決裂して以降、外交的打開策が模索されている。

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アラグチ外相、イスラマバードへ

イランのアラグチ外相が24日夜、パキスタンの首都イスラマバードを訪問する。パキスタン政府筋が明らかにした。パキスタンは米国とイランの間で仲介役を担っており、今回の訪問では米イラン関係を巡る調整が行われるとみられる。

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※画像はイメージです

仲介国パキスタンとの外交チャンネル

パキスタンは米イラン間の緊張緩和に向け、仲介国として中心的な役割を果たしてきた。4月8日にはシャリーフ首相が米国、イラン、および両国の同盟国による即時停戦合意を発表。しかし、4月11日にイスラマバードで行われた米イラン両国代表団による停戦協議は21時間に及んだものの、停戦条件を巡る隔たりから合意には至らなかった。

この協議には米国側からバンス副大統領、イラン側からアラグチ外相らが参加。「イスラマバード覚書」の締結寸前で決裂したとされるが、両国は対話継続の重要性については認識を共有した。パキスタンも引き続き仲介役を担う決意を表明しており、外交チャンネルは維持されている。

今回の訪問の位置づけ

アラグチ外相の今回のパキスタン訪問は、11日の協議決裂後の新たな外交的動きとなる。米イラン間の対立が続く中、パキスタンが仲介の場を提供し続けていることは、地域の安定に向けた重要な取り組みである。

パキスタンが仲介に積極的な姿勢を見せる背景には、地域紛争の激化が自国の経済や安全保障に及ぼす影響への懸念がある。特にエネルギー危機による経済的打撃の最小化に加え、紛争が拡大した場合にパキスタン自身が巻き込まれる事態を警戒しているとみられる。

今回の訪問で具体的にどのような協議が行われるかは明らかになっていないが、難航する米イラン間の交渉に新たな進展をもたらせるかが注目される。