2026/4/25
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国際

トランプ大統領、イランとの協議に向けたパキスタンへの代表団派遣を中止

要約

パキスタンを仲介とした米イラン直接協議は実現せず、トランプ大統領は「不十分な文書のために15時間も飛行させるつもりはない」と主導権を強調した。イランのアラグチ外相はパキスタン首相と会談した後、オマーンへ移動している。

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トランプ米大統領は25日、イランとの協議のためパキスタンに派遣を予定していたアメリカ政府代表団の派遣中止を決定した。パキスタンを仲介役とした米イラン間の直接再協議は実現しなかった。\n\n

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※画像はイメージです
\n\n## トランプ大統領「主導権は我々にある」\n\nトランプ大統領は派遣中止の理由について、「我々は訪問を中止した。主導権は我々にある。不十分な文書のために15時間も飛行機で往復させるつもりはない」と述べた。さらに、イラン側について「誰が実権を握っているか分からない」と指摘し、協議を望むのであれば「電話してくればいい」と強気の姿勢を示した。\n\nトランプ大統領が言及した「不十分な文書」の具体的な内容や、イラン側の実権者が不明とする根拠については明らかにされていない。\n\n## イラン外相はパキスタン首相と会談後オマーンへ\n\n一方、イランのアラグチ外相は同日、パキスタンのシャリフ首相らと会談を行った。アラグチ外相はSNSへの投稿で、パキスタン首相らに対し「戦争の完全な終結に向けたイランの立場を説明した」と述べている。\n\nアラグチ外相らは25日夜以降にイスラマバードを出発し、オマーンに到着した。\n\n## 米イラン協議の行方は不透明に\n\n今回の代表団派遣中止により、パキスタンが仲介役を担う形での米イラン間の直接対話は頓挫した。トランプ大統領は「電話してくればいい」と述べており、交渉のイニシアチブはアメリカ側にあるとの認識を示している。イラン側もアラグチ外相がオマーンへ移動するなど独自の外交活動を継続しており、今後の協議再開の見通しは不透明な状況である。