2026/4/27
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政治

岸田元首相、脱炭素構想推進でフィリピン訪問へ マルコス大統領と会談予定

要約

自民党の岸田文雄元首相が4月末にもフィリピンを訪問し、マルコス大統領らと会談します。東南アジア諸国との連携を通じ、脱炭素化と経済成長の両立を目指す構想を推進する狙いがあります。

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自民党の岸田文雄元首相が、フィリピンを訪問する方向で調整していることが分かった。滞在中にはフェルディナンド・マルコス大統領らと会談する予定で、脱炭素化と経済成長の両立を目指す構想の推進について協議するとみられる。

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※画像はイメージです
今回の訪問は、東南アジア諸国との連携強化を目的としたもので、4月末にも出発する見通しである。岸田氏は首相在任中から、アジア地域における脱炭素化の取り組みを主導してきた経緯があり、退任後も議員外交の一環として各国との関係構築を続ける姿勢を示した形だ。 ## マルコス大統領らと会談予定 岸田氏はフィリピン滞在中、マルコス大統領のほか複数の要人と会談する方向で調整が進められている。会談の具体的な議題については明らかになっていないが、脱炭素化と経済成長をいかに両立させるかが中心的なテーマになる見込みである。フィリピンは2040年までに電力構成の50%を再生可能エネルギーにする目標を掲げており、マルコス政権もクリーンエネルギーへの移行を優先課題に位置づけている。日本が推進するアジア・ゼロエミッション共同体構想(AZEC)との親和性が高く、両国間の協力深化が期待される分野である。 ## 日比関係の文脈 日本とフィリピンは近年、エネルギーやインフラ整備をはじめとする幅広い分野で協力関係を強化してきた。岸田氏が首相在任中には、安全保障面でも部隊間協力円滑化協定(RAA)の交渉開始や「2+2」会合の実施など、連携の枠組みが広がった。今回の訪問は、元首相という立場での議員外交となるが、脱炭素分野における日本とASEAN諸国の連携を深める上で、一定の意義を持つものとなりそうだ。訪問の具体的な日程や滞在期間については現時点で明らかにされていない。