米財務長官「イランの石油生産が停止し始めている」 米軍の港湾封鎖が効果
要約
ベッセント米財務長官は2026年4月27日の声明で、米軍によるイラン港湾の封鎖措置によって石油生産が停止し始めていると発表した。原油輸出拠点であるカーグ島の貯蔵施設も容量の限界に近づいているとされる。
米財務長官、イランの石油生産停止に言及
ベッセント米財務長官は4月27日、米軍によるイランの港湾封鎖措置によって、イランの石油生産が停止し始めていると発表した。イランの原油輸出拠点であるカーグ島の貯蔵施設についても、容量が限界に近づいていることが示唆された。
米軍は現在、イランの港湾を封鎖する措置を講じている。ベッセント財務長官はこの封鎖の効果について、「米軍によるイラン港湾の封鎖措置によってイランの石油生産が停止し始めている」と述べた。米財務省が声明として公表したものである。
カーグ島の貯蔵施設が限界に
イランのペルシャ湾に位置するカーグ島は、同国の原油輸出の大部分を担う最重要拠点である。今回の声明では、同島の貯蔵施設の容量が限界に近づいていることが示唆された。港湾封鎖によって原油の積み出しが滞り、生産された原油の行き場がなくなりつつある状況がうかがえる。
ただし、港湾封鎖が開始された具体的な時期や、石油生産が停止している規模・量、カーグ島貯蔵施設の具体的な空き容量については、現時点で明らかにされていない。
米国の対イラン圧力が新たな段階へ
米国はイランに対し、核開発問題などを背景に長年にわたる経済制裁を科してきた。今回の港湾封鎖と石油生産停止への言及は、軍事的手段を用いた経済的圧力が新たな段階に入ったことを示すものである。米財務省はイランの石油産業に対する制裁を強化しており、イラン革命防衛隊の関連組織や制裁回避を支援する個人・船舶にも対象を広げている。
イランは世界有数の石油埋蔵量を誇る産油国であり、石油収入は同国経済の根幹を成す。生産停止が長期化すれば、イラン経済への打撃は一段と深刻化する可能性がある。