2026/4/29
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国際

チャールズ英国王が訪米、トランプ大統領と会談し35年ぶり議会演説

要約

米国独立250周年を記念した国賓訪問で、チャールズ国王が28日にトランプ大統領と会談した。英国王による米連邦議会での演説は1991年のエリザベス女王以来35年ぶり2度目となった。

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英国のチャールズ国王が米国を国賓として訪問し、28日にトランプ大統領と会談した。米国が英国から独立して250周年となる節目を記念した招待で、2022年の即位後、チャールズ国王にとって初めての訪米となる。国王は同日、米連邦議会でも演説を行い、米英両国の絆を強調した。

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※画像はイメージです

「特別な関係」を再確認

トランプ大統領は演説の中で、元英国宰相ウィンストン・チャーチルが用いた「特別な関係」という言葉に言及し、「我々の関係はいつもそうでありたい」と述べた。米英関係の緊密さを改めて確認する場となった。

英国王が米連邦議会で演説するのは、1991年の故エリザベス女王以来、35年ぶり2度目のことである。エリザベス女王は当時の演説で、第二次世界大戦などにおける協力に言及し、民主主義の価値観と国際機関を通じた継続的な協力を強調していた。

ホワイトハウスは「2人の国王」と投稿

米ホワイトハウスは、トランプ大統領とチャールズ国王が並ぶ写真に「2人の国王」という題名を付して投稿した。国賓としての歓迎を前面に打ち出す演出が注目を集めている。

今回の訪問は、イラン情勢などを巡り米英間に緊張が生じていた中で実現した。米英関係については一部で「1956年のスエズ危機以来で最悪」とも報じられており、トランプ大統領がイランへの軍事作戦支援に消極的な英国の姿勢を批判していた経緯がある。こうした状況下での国賓訪問は、両国関係の修復に向けた重要な機会と位置づけられている。

独立250周年と米英の絆

2026年は、1776年の独立宣言から250周年にあたる記念の年である。米国全土で様々な祝賀行事が計画されており、かつて宗主国であった英国の国王を国賓として迎えたことは、歴史的な和解と同盟関係の深さを象徴する出来事となった。

チャールズ国王は政治的中立の立場から、親睦を主眼とした訪問を行ったとされる。一方で、議会演説では大西洋同盟の結束やパートナーシップの重要性が訴えられ、同盟国間の連携を重視するメッセージが発信された。