2026/4/29
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国際

韓国・尹前大統領に懲役7年 ソウル高裁が1審より重い量刑

要約

韓国のソウル高等法院は、2024年の非常戒厳宣言をめぐる裁判の控訴審で、尹錫悦前大統領に懲役7年の判決を言い渡しました。1審の懲役5年から量刑が引き上げられており、今後の上告の行方が注目されます。

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ソウル高裁、1審上回る懲役7年を言い渡し 韓国のソウル高等法院(高等裁判所)は29日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領に対する控訴審で懲役7年の判決を言い渡した。1審では懲役5年とされていたが、控訴審ではこれを上回る量刑となった。
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※画像はイメージです
尹前大統領は2024年12月の「非常戒厳」宣言をめぐる疑惑で起訴され、裁判が続いていた。1審のソウル中央地裁判決に対し控訴審が行われ、ソウル高等法院が今回の判断を示した。 ## 1審から2年の加重、今後の焦点は上告の行方 今回の判決は、1審の懲役5年に対して2年加重された形となる。韓国は三審制を採用しており、今後、尹前大統領側が最高裁にあたる大法院に上告するかどうかが焦点となる。 ## 繰り返される韓国大統領経験者の訴追 韓国では歴代大統領が在任中や退任後に訴追・起訴されるケースが相次いでおり、尹前大統領の裁判も韓国における司法の独立性や権力分立のあり方を示す事例として、国内外から注視されている。 尹前大統領は検察総長出身という異例の経歴を持ち、2022年に第20代大統領に就任したが、政治経験のなさが指摘されることもあった。検察トップから大統領、そして被告人という立場の変遷は、韓国政治の激動を象徴するものとなっている。