1. ロイター通信とイプソスの世論調査とは ロイター通信は世界最大級の国際通信社であり、イプソスは世界有数の市場調査・世論調査会社です。両者が共同で実施する世論調査は、米国の政治動向を把握するうえで広く参照される指標の一つとなっています。今回の調査は2026年4月24日から27日にかけて行われました。 2. トランプ大統領の支持率の推移 トランプ大統領の支持率は、第1次政権時代から低水準で推移することが多く、2017年11月時点では支持率37%、不支持率57%を記録しています。第2次政権は2025年1月に発足しましたが、その後も支持率は30%台にとどまる場面が目立ちました。2025年11月には史上最長となった政府閉鎖の終了後に36%まで低下し、CNNの世論調査でも支持率37%・不支持率63%と、1期目・2期目を通じて最も高い不支持率を記録した時期がありました。今回の34%は、第2次政権発足以降で最も低い数値です。 3. 生活費問題と国民の評価 今回の調査では、生活費に関する政権の対応を支持するという回答が22%にとどまりました。物価や生活コストに対する国民の関心は高く、この分野での評価が全体の支持率にも影響を与えていると考えられます。過去にも、経済政策や関税引き上げ政策が批判を招き、支持率低下につながった事例があります。