2026/4/30
nippon-post.com
政治

高市首相とイラン大統領が2回目の電話協議、米イラン衝突の沈静化を議論

要約

高市首相とイランのペゼシュキアン大統領は、2月末の戦闘開始後2回目となる電話協議を行いました。米国とイランの軍事衝突を巡る事態の沈静化を議題とし、日本関係船舶1隻がペルシャ湾外へ退出した動きを評価しました。

イラン情勢ホルムズ海峡中東情勢日本外交高市早苗

戦闘開始後2回目の電話協議

高市早苗首相とイランのペゼシュキアン大統領が4月30日、電話で協議を行いました。米国とイランの軍事衝突を巡り、事態の沈静化に向けた取り組みについて話し合ったとみられます。

Government building
※画像はイメージです

2月末の戦闘開始後、両氏による電話協議は4月8日に続き2回目となります。中東情勢が緊迫を続ける中、日本政府として外交努力を重ねる姿勢を示した形です。

日本関係船舶1隻が湾外へ退出

協議に先立ち、日本関係船舶1隻がペルシャ湾から湾外へ出たことが明らかになっています。高市首相はこの動きについて、事態改善に向けた前向きな動きであると評価しました。

高市首相は4月29日、自身のX(旧ツイッター)に「全ての国の船舶がホルムズ海峡を自由で安全に通過できるようにイラン側に働きかける」と投稿しており、航行の安全確保に向けたイランへの働きかけを明確にしていました。

ホルムズ海峡の安全確保が焦点

ホルムズ海峡はペルシャ湾とオマーン湾を結ぶ世界有数の石油海上交通の要衝であり、日本への原油輸送の約8割がこの海峡を経由するとされます。米イラン間の軍事衝突が続く中、同海峡の航行安全は日本のエネルギー安全保障に直結する問題です。

日本とイランは歴史的に友好関係にあり、高市首相がペゼシュキアン大統領との対話を重ねる背景には、この外交的なパイプを活用して事態の沈静化を図る狙いがあるとみられます。

  1. 戦闘開始

    米国とイランの間で軍事衝突が発生し、中東情勢が急速に緊迫化しました。

  2. 第1回電話協議

    高市首相とペゼシュキアン大統領が、戦闘開始後では初めてとなる電話協議を実施しました。

  3. 高市首相がSNS投稿

    ホルムズ海峡の自由で安全な船舶通過に向け、イラン側への働きかけを行う方針をXで表明しました。

  4. 第2回電話協議

    事態沈静化を議題に2回目の協議を実施。日本関係船舶の湾外退出を前向きな動きと評価しました。