2026/5/5
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政治

高市首相、イランのUAEミサイル攻撃に「深く憂慮」 外交努力の継続を表明

要約

高市早苗首相はSNSでイランによるUAEへのミサイル攻撃に深い憂慮を表明しました。4月30日にはイランの大統領と電話会談を行っており、事態沈静化に向けた外交努力を継続する考えを示しています。

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首相、SNSで「深く憂慮」を発信

高市早苗首相は2026年5月5日、イランによるアラブ首長国連邦(UAE)へのミサイル攻撃について、X(旧ツイッター)を通じて「深く憂慮している」とのメッセージを発信した。米国とイランの間で軍事衝突が発生する中、首相は事態の沈静化に向けて「これからも粘り強く、必要な外交努力を行う」と表明した。

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※画像はイメージです

4月30日にイラン大統領と電話会談

高市首相は、米国とイランの衝突が始まって以降、イランのペゼシュキアン大統領と2回にわたり電話会談を実施している。直近では4月30日に会談を行い、協議の再開と最終的な合意への期待を伝えていた。

今回のSNSでの発信は、こうした外交努力の延長線上に位置づけられるものであり、首相として中東情勢の悪化に対する日本の立場を改めて内外に示した形である。

  1. ペゼシュキアン大統領就任

    イランで改革派とされるペゼシュキアン氏が大統領に就任し、国際協調への意欲を示す。

  2. 中東地域での攻撃応酬

    中東各地で攻撃が相次ぎ情勢が緊迫化。米国とイランの間で軍事衝突が発生する。

  3. 日英イラン首脳電話会談

    高市首相がペゼシュキアン大統領に対し、協議再開と合意への期待を直接伝えた。

  4. SNSで憂慮を表明

    イランによるUAEへのミサイル攻撃を受け、高市首相が公式に深い懸念を表明した。

中東情勢の緊迫化と日本外交の課題

米国とイランの軍事衝突が続く中、イランによるUAEへのミサイル攻撃は中東地域の緊張をさらに高めるものとなった。イランとUAEの間にはペルシャ湾上の島々をめぐる領有権問題も存在しており、両国関係は複雑な構造を抱えている。

イランのペゼシュキアン大統領は改革派として国際協調を重視する姿勢を示してきたが、イラン国政の最終的な決定権は最高指導者ハメネイ師が握っており、外交の行方は不透明な状況にある。

日本はイランとの伝統的な友好関係を背景に、中東地域の安定に向けた仲介的な役割を模索してきた。今回の攻撃による具体的な被害規模や死傷者の有無は明らかになっていないが、事態の推移によってはエネルギー供給への影響も懸念される。高市首相が掲げる「粘り強い外交努力」がどのような成果につながるか、今後の展開が注目される。