NYダウ3営業日ぶり反発、原油高一服で買い戻し インテルは提携報道で急伸
要約
5日のNY株式市場はWTI原油先物価格の下落を受けて反発し、ダウ平均は前日比227ドル高の4万9169ドルで推移。アップルとの半導体生産委託に関する協議が報じられたインテルは、一時10%超の大幅上昇を記録した。
NYダウ、原油安を好感し3営業日ぶり反発
5日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均が3営業日ぶりに反発した。午前9時35分時点で前日比227ドル69セント高の4万9169ドル59セントで推移している。
WTI原油先物価格が前日終値の1バレル106.42ドルから大幅に下落し、5日朝には102ドル台で推移したことが買い安心感を広げた。原油高によるインフレ懸念が後退し、幅広い銘柄に買い戻しが入った格好である。
ヘグセス米国防長官は同日朝の記者会見で「停戦が維持されている」「戦闘の再開を望んでいない」と発言した。ただ、米国とイランの停戦交渉については進んでいないとの見方が根強く、地政学リスクへの警戒は依然として残っている。
インテル、アップルとの協議報道で一時10%超上昇
個別銘柄では、半導体大手インテルが大幅高となった。4日にブルームバーグ通信が、アップルが自社製品向け半導体の生産委託のため、インテルおよびサムスン電子と予備的な協議を行ったと報じたことが材料視された。インテル株は一時10%超上昇する場面があった。
アップルは2020年からMac搭載のCPUを自社設計に切り替え、インテル製チップの採用を段階的に廃止してきた経緯がある。今回報じられた協議は、アップルが設計したチップの製造をインテルに委託する形になるとみられ、実現すればサプライチェーンの多様化につながる可能性がある。ただし、現時点で各社からの公式な確認は出ていない。
パランティア決算は市場予想上回るも株価下落
データ分析企業パランティア・テクノロジーズは4日に発表した2026年1〜3月期決算で、売上高が市場予想を上回った。しかし株価は一時5%下落しており、好決算にもかかわらず利益確定売りに押された形となっている。
ナスダック総合指数は5月1日に2万5114の最高値を記録し、S&P500種株価指数も同日に7230の最高値をつけていた。高値圏での推移が続く中、5日夕には半導体大手AMDが四半期決算の発表を控えており、ハイテク株の方向性を左右する材料として注目されている。