1. 「国力研究会」の名称の由来 高市早苗首相は2024年9月に『国力研究 日本列島を、強く豊かに。』という書籍を出版しています。有識者とともに日本の進むべき道を論じた内容で、今回の議連名はこの著作と関連しているとみられます。「国力」とは、国民の生活力や国の総合的な力を指し、国民が疲弊しない、未来に投資できる国づくりという考え方と結びついています。 2. 自民党における議員連盟の役割 自民党内では、特定の政策テーマや首相・総裁の政策推進を目的として、さまざまな議員連盟が設立されてきました。議連は正式な党の機関ではありませんが、政策の方向性を共有し、党内の合意形成を進めるための場として機能します。今回の「国力研究会」は勉強会としての位置づけも強調されており、安全保障、経済、積極財政、皇位継承といった重要テーマを横断的に議論する場となる見込みです。 3. 2025年自民党総裁選の経緯 2025年に実施された自民党総裁選には、高市早苗氏のほか、茂木敏充氏、小泉進次郎氏、小林鷹之氏らが立候補しました。高市氏が勝利し首相に就任した後、茂木氏は外務大臣、小泉氏は防衛大臣、小林氏は政務調査会長にそれぞれ起用されています。今回、総裁選で競い合った3氏が議連に参加することは、挙党態勢の構築を印象づける動きとして注目されています。