2026/5/7
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国際

日韓初の外務・防衛次官級協議をソウルで開催、安保連携の格上げで一致

要約

1998年に始まった日韓安全保障対話を局長級から次官級に格上げし、北朝鮮対応や中東情勢について意見交換した。日米韓の共同訓練など具体的な安保協力強化に向け、3カ国で緊密に意思疎通することも確認された。

北朝鮮外務省安全保障日韓関係防衛省

局長級から次官級へ格上げ、初の「2プラス2」

日韓両政府は2026年5月7日、外務・防衛の次官級協議(2プラス2)をソウルで初めて開催した。従来の局長級協議であった「日韓安全保障対話」を次官級に格上げしたもので、日韓および日米韓の安全保障協力を含む戦略的連携の強化で一致した。

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※画像はイメージです

日本側からは船越健裕外務事務次官と加野幸司防衛審議官が、韓国側からは朴潤柱(パクユンジュ)外交省第1次官と李斗熙(イドゥヒ)国防省次官がそれぞれ出席した。日韓安全保障対話は1998年に開始されたが、今回初めて次官級に引き上げられた形となる。

北朝鮮・中東情勢で意見交換

協議では、北朝鮮への対応や中東情勢について意見交換が行われた。韓国側は「国際情勢が厳しさを増す中で、日韓、日米韓の協力がますます重要になっているとの認識を確認した」と述べた。

日本側も「日米韓での共同訓練などの具体的な安保協力を強化するために、3カ国で緊密に意思疎通することを確認した」としており、両国が地域の安全保障環境に対する危機感を共有していることがうかがえる。

日米韓3カ国の連携強化を確認

今回の協議では、日韓2国間にとどまらず、日米韓3カ国での安保協力強化が重要な柱となった。共同訓練をはじめとする具体的な協力の推進に向け、3カ国間で緊密に意思疎通を図ることで合意している。

次官級への格上げにより、両国の外務・防衛当局間でより高いレベルでの政策調整が可能となる。日韓の安全保障協力は新たな段階に入ったといえる。

  1. 日韓安全保障対話の開始

    局長級の枠組みとして日韓間の安全保障に関する定期的な協議がスタート。北朝鮮情勢等を踏まえた実務レベルの意思疎通を図ってきた。

  2. 初の次官級2プラス2をソウルで開催

    従来の局長級から格上げし、船越外務事務次官らが出席。日韓・日米韓の戦略的連携強化に加え、中東情勢や共同訓練について意見交換した。