中国4月CPI1.2%上昇、7か月連続プラス PPIは3年9か月ぶり高水準
要約
中国の4月の消費者物価指数は前年同月比1.2%上昇し、7か月連続のプラスとなりました。生産者物価指数も原油高を背景に3年9か月ぶりの高水準を記録し、輸出額も14%余り増加しています。
中国の4月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比1.2%上昇し、7か月連続でプラスを記録した。生産者物価指数(PPI)も原油高の影響を受け、3年9か月ぶりの高い水準となった。輸出額も14%余り増加しており、中国経済の物価・貿易の両面で動きが出ている。
CPI7か月連続プラス、PPIも大幅上昇
4月のCPIは前年同月比1.2%の上昇となり、プラス圏を7か月連続で維持した。物価の持続的な上昇傾向が確認された形である。
一方、生産者物価指数(PPI)は原油高の影響を強く受け、3年9か月ぶりの高水準を記録した。PPIは生産者が販売する製品の価格変動を示す指標であり、エネルギーコストの上昇が生産段階の物価を押し上げている構図が浮かび上がる。PPIの上昇が今後、消費者向けの物価にどの程度波及するかが注目される。
輸出額は14%余り増加
4月の中国の輸出額は14%余り増加した。物価上昇と並行して貿易面でも拡大の動きが見られる。
米中首脳会談を14日に控え、イラン問題も焦点に
こうした経済指標の発表と前後して、5月14日からは米中首脳会談が開催される予定である。米高官は中国がイランを支援しているとし、「圧力をかける」意向を示している。トランプ大統領もイランの回答に対し「受け入れられない」と述べており、首脳会談ではイラン問題が議題の一つとなる可能性がある。
また、中国主導の国際調停組織が「海運に関する争い解決」について発表しており、国際経済秩序における中国の存在感を示す動きも出ている。
原油高がPPIを押し上げる要因となっている中、イラン情勢の行方は中国のエネルギーコストにも直結する問題である。米中首脳会談の結果が、中国経済の先行きにどのような影響を及ぼすか、市場関係者の関心が集まっている。