女子ジャンプ伊藤有希、2026-27年限りで引退へ W杯10勝・五輪4大会出場
要約
ノルディックスキー・ジャンプ女子の伊藤有希が2026-27年シーズンを最後に現役を引退することが、所属先より発表されました。女子W杯発足時から参戦し、高梨沙羅とともに日本女子ジャンプ界をけん引した功労者が15年以上のキャリアに幕を下ろします。
ノルディックスキー・ジャンプ女子の伊藤有希(32、土屋ホーム)が、2026-27年シーズンを最後に現役を引退する。5月11日、所属先の土屋ホームが発表した。W杯通算10勝を挙げ、五輪には2014年ソチ大会から2026年ミラノ・コルティナ大会まで4大会連続で出場した日本女子ジャンプ界の第一人者が、最後のシーズンに臨む。
W杯発足時から第一線で活躍
伊藤は2011-12年シーズンに女子W杯が発足した当初から参戦を続けてきた。最も輝いたのは2016-17年シーズンで、W杯5勝を挙げて個人総合2位を記録。世界選手権でも2015年と2017年の個人競技でそれぞれ銀メダルを獲得し、世界トップレベルの実力を示した。
所属の異なる高梨沙羅とともに、長年にわたり日本女子ジャンプ界をけん引してきた存在である。
女子W杯発足時より参戦
W杯の創設とともにキャリアをスタートさせ、黎明期の日本代表として国際舞台での戦いに挑み始めた。
ソチ冬季五輪に出場
女子ジャンプが五輪に初採用された歴史的な大会に出場し、7位入賞を果たすなど日本勢をリードした。
W杯5勝・個人総合2位
キャリア最高のシーズンを送り、世界のトップ選手として確固たる地位を築いた。
ミラノ・コルティナ五輪に出場
日本女子史上最多となる4大会連続の五輪出場を達成。悲願のメダルには届かなかったが、安定した跳躍を見せた。
引退を発表
所属先の土屋ホームを通じ、来季の2026-27年シーズン限りでの現役引退を公式に表明した。
五輪メダルには届かず
五輪には4大会連続で出場を果たしたものの、メダル獲得には至らなかった。それでも長きにわたり日本代表として世界の舞台に立ち続けた実績は、日本の女子ジャンプ競技の歴史に深く刻まれるものである。
伊藤は「最後の1本まで世界一を目指して挑戦し続けます」とコメントしている。引退後の具体的な進路については明らかにされていない。
最後のシーズンへ
来季の2026-27年シーズンが、伊藤にとって最後の戦いとなる。W杯発足時から15年以上にわたり第一線で戦い続けてきたベテランが、どのような最終章を描くのか注目される。