2026/5/12
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政治

高市首相、ベッセント米財務長官と会談 米中首脳会談前に対中認識を共有

要約

2026年5月12日、高市首相はベッセント米財務長官と会談し、目前に迫った米中首脳会談を前に、重要鉱物の供給網確保や為替安定、AIリスクへの対応における日米の強固な連携を確認しました。

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高市早苗首相は12日、首相官邸で来日中のスコット・ベッセント米財務長官と約15分間会談した。5月14〜15日に予定される米中首脳会談を前に、対中国の認識を共有するとともに、日本の対米投資、重要鉱物の確保、人工知能(AI)のリスク、インド太平洋情勢について幅広く議論を行った。\n\n

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※画像はイメージです
\n\n## 米中首脳会談を前に日米の立場をすり合わせ\n\nベッセント氏は会談後、記者団に対し「非常に力強い日米の二国関係、日米戦略投資、重要鉱物、トランプ米大統領の中国訪問について話した」と明らかにした。トランプ大統領の中国訪問は当初3月末に予定されていたが、米国のイラン攻撃による影響で延期されていた経緯がある。\n\n今回の会談は、3月19日の日米首脳会談以来となる日米のハイレベル協議であり、米中首脳会談の直前というタイミングで対中認識のすり合わせを図った形である。\n\n## 片山財務相とも会談、為替連携を確認\n\nベッセント氏は高市首相との会談に先立ち、片山さつき財務相とも会談を行った。片山氏は会談後、金融市場の動向への対応について「全面的に理解を得た」と述べた。\n\nベッセント氏は「過度な為替の変動は望ましくない」との認識を示しており、急速な円安進行に対する日本側の対応に一定の理解を示した格好である。\n\n## 重要鉱物・AI分野でも連携を深化\n\n会談では重要鉱物の確保についても議論が交わされた。中国が圧倒的なシェアを握るレアアースなどの重要鉱物について、日米はサプライチェーンの強靱化を進めており、2026年3月には「重要鉱物サプライチェーン強靱性のための日米アクションプラン」が策定されている。今回の会談でもこうした連携の方向性が確認されたとみられる。\n\nAI分野では、米AI新興企業アンソロピックなどが開発する最先端AIモデルの悪用リスクが議題に上がった。高市首相が言及したAIモデルについては詳細が明らかになっていないが、金融システムへのサイバー攻撃など新たな脅威への対応で日米が連携していく方針である。\n\n会談には日本側から尾崎正直官房副長官、市川恵一国家安全保障局長、三村淳財務官が同席した。\n\n
  1. 日米首脳会談

    高市首相とトランプ大統領が会談。重要鉱物のサプライチェーン強靱化に向けたアクションプラン策定に合意しました。

  2. 日米財務相・首脳級会談

    ベッセント米財務長官が来日。高市首相や片山財務相と、為替安定や対中認識の共有について協議しました。

  3. 米中首脳会談(予定)

    トランプ大統領が訪中し習近平国家主席と会談。イラン情勢による延期を経て、経済安全保障などを議論する予定です。