2026/5/12
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国内

JR東海、新型特急「385系」を報道公開 次世代振り子制御で2029年度営業投入へ

要約

JR東海は特急「しなの」の次世代車両となる385系を報道公開しました。ジャイロセンサーを用いた次世代振り子制御技術を搭載し、2026年5月から走行試験を開始、2029年度の営業投入を目指します。

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次世代振り子制御を搭載した385系を公開 JR東海(東海旅客鉄道)は5月12日、在来線特急「しなの」向けの新型車両「385系」を報道陣に公開した。現行の383系の後継車両として開発が進められてきたもので、2029年度の営業投入を予定している。5月13日以降に走行試験を開始する。
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※画像はイメージです
385系の最大の特徴は、「次世代振り子制御技術」の採用である。従来の383系では車輪の回転数から列車の位置を判断し、車体の傾斜タイミングを制御していた。これに対し385系では、車両に搭載したジャイロセンサーによってカーブ進入時の車体の動きを検知し、傾斜のタイミングをより精密に制御する仕組みへと進化させた。この技術により、曲線走行時の乗り心地が改善されている。 ## 従来方式からの技術的進化 振り子式車両は、カーブの多い路線で高速走行と乗り心地を両立させるための技術である。383系に採用された制御付き自然振り子方式では、走行位置の把握に車輪の回転数を用いていたが、385系ではジャイロセンサーという異なるアプローチを導入した。カーブの開始位置をより正確に検知することで、車体を傾けるタイミングの精度が向上している。
  1. 385系を報道向けに公開

    JR東海が在来線特急「しなの」向け新型車両385系を報道陣に初公開した。ジャイロセンサーを用いた次世代振り子制御技術の搭載が大きな特徴となっている。

  2. 走行試験を開始

    公開翌日から実際の路線上での走行試験に入り、ジャイロセンサーによる精密な傾斜制御の性能検証を本格化させる。

  3. 営業投入予定

    特急「しなの」として営業運転を開始する計画。導入車両数は今後の需要動向などを踏まえて最終的に決定される。

## 導入車両数は今後検討 385系の具体的な導入車両数については、需要動向などを踏まえて今後検討するとしている。JR東海は今回の走行試験を通じて性能の検証を進め、2029年度の営業投入に向けた準備を本格化させる。