2026/5/13
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経済

米エヌビディアCEO、トランプ大統領の中国訪問に同行へ 半導体ビジネス拡大狙う

要約

エヌビディアのジェンスン・ファンCEOがトランプ大統領の招待を受け、5月13日からの訪中に同行することが判明した。中国政府との関係構築と半導体事業の拡大が狙いとみられる。

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米半導体大手エヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)が、トランプ米大統領の中国訪問に同行することが5月12日に明らかになった。訪中は5月13日から15日までの日程で、ファンCEOは中国政府との関係構築および半導体ビジネスの拡大を目指すとみられる。

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※画像はイメージです

エヌビディア広報「大統領の招待を受けて出席」

エヌビディアの広報担当者は、ファンCEOの訪中同行について「米国および政権の目標を支援するため、トランプ大統領の招待を受けて出席する」と認めた。トランプ大統領から直接招待を受けた形で、米政権の対中政策と足並みをそろえる姿勢を示した格好である。

ファンCEO以外にどの企業の経営者が訪中団に加わるかは、現時点では明らかになっていない。

米中半導体摩擦の渦中での訪中

今回の訪中同行は、米中間でAI向け先端半導体をめぐる対立が続く中で実現する。米国は国家安全保障上の懸念から、中国への先端半導体の輸出規制を強化してきた経緯がある。エヌビディアの高性能AIチップも規制対象となっており、同社は中国市場向けに仕様を変更した製品を開発するなど対応を迫られてきた。

ファンCEOがトランプ大統領とともに習近平国家主席率いる中国政府と直接向き合う機会を得ることで、規制の枠組みの中で半導体ビジネスの拡大余地を探る狙いがあるとみられる。

AI半導体市場の行方に注目

エヌビディアは世界のAI半導体市場で圧倒的な存在感を持つ企業である。中国は同社にとって重要な市場の一つだが、輸出規制の強化に伴い、同社の中国でのシェアへの影響が指摘されてきた。

訪中における具体的な交渉内容や合意事項は現時点で不明だが、米中間の半導体貿易の今後を占う重要な動きとして、市場関係者の関心が集まっている。

  1. ファンCEOの訪中同行が判明

    エヌビディア広報がトランプ大統領からの招待を受けたことを公表し、同行が明らかになった。

  2. トランプ大統領の中国訪問開始

    5月15日までの3日間の日程で、習近平国家主席との会談が予定される訪中がスタートする。