FDA、燃油サーチャージ上限額を最大6倍に引き上げ ホルムズ海峡封鎖で燃料高騰
要約
国内線で唯一燃油サーチャージを導入するフジドリームエアラインズが、6月発券分から制度を見直し長距離路線の上限額を大幅に引き上げる。4月のシンガポールケロシン価格は1バレル200ドルを超え、従来の設定基準を大きく上回っていた。
フジドリームエアラインズホルムズ海峡原油価格燃油サーチャージ航空業界
ホルムズ海峡封鎖で燃料価格が急騰、制度見直しへ\n\n静岡市に拠点を置くフジドリームエアラインズ(FDA)は19日、燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の上限額を引き上げると発表した。ホルムズ海峡の事実上の封鎖に伴う燃料価格の高騰を受けた対応で、6月発券分から長距離路線向けの新たな運賃体系を設けるなど制度全体を見直す。FDAは日本の国内線で唯一、燃油サーチャージを導入している航空会社である。\n\n
※画像はイメージです \n\n航空燃料の国際指標であるシンガポールケロシンの4月平均価格は1バレル=200.44ドルに達し、同月の平均円相場は1ドル=159.28円だった。いずれも従来の上限設定基準を大幅に超過しており、既存の制度では対応しきれない状況となっていた。新制度では1バレル=200ドル以上かつ1ドル=150円以上の価格帯条件を想定した区分が新たに設けられる。\n\n## 路線別の上限額、長距離で大幅な引き上げ\n\n具体的な上限額の変化をみると、名古屋(小牧)―福岡線では従来の2800円から3900円へ引き上げられる。一方、福岡―札幌(新千歳)線では3000円から8800円へと約3倍に拡大する。\n\n\n\nただし、6月発券分の福岡―札幌線では国の激変緩和措置が適用され、実際の燃油サーチャージは7600円となる見通しだ。それでも4月の水準と比較すると6倍弱の負担増となる。\n\n## 利用者への影響は不可避\n\n燃料価格が従来基準を超過
シンガポールケロシンが1バレル200.44ドル、平均円相場が159.28円となり、FDAの燃油サーチャージ設定基準の上限を大幅に上回った。
FDA、制度見直しを発表
長距離路線向けの新運賃体系を含む燃油サーチャージの上限額引き上げを正式に発表。
改定後の制度で発券開始
新たな上限額と国の激変緩和措置を適用した発券が始まる。福岡―札幌線は激変緩和適用後でも7600円となり、4月比で6倍弱の負担となる。
\n\nホルムズ海峡の封鎖によって原油供給が逼迫するなか、航空燃料費の上昇は航空会社の経営を直撃している。FDAは国内線唯一の燃油サーチャージ導入会社として、燃料コストの変動を運賃に反映させる仕組みを維持してきたが、今回の引き上げ幅は過去に例のない規模となった。国の激変緩和措置による一定の抑制効果はあるものの、利用者の負担増は避けられない状況である。
燃料価格が従来基準を超過
シンガポールケロシンが1バレル200.44ドル、平均円相場が159.28円となり、FDAの燃油サーチャージ設定基準の上限を大幅に上回った。
FDA、制度見直しを発表
長距離路線向けの新運賃体系を含む燃油サーチャージの上限額引き上げを正式に発表。
改定後の制度で発券開始
新たな上限額と国の激変緩和措置を適用した発券が始まる。福岡―札幌線は激変緩和適用後でも7600円となり、4月比で6倍弱の負担となる。