2026/5/20
nippon-post.com
経済

4月の訪日外国人客数369万人、前年同月比5.5%減 3カ月ぶりマイナス

要約

政府観光局が20日に発表した4月の訪日外国人客数は推計369万2200人で、前年同月から約21万7千人減少した。前年同月比のマイナスは今年1月以来3カ月ぶりとなる。

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政府観光局は20日、2026年4月の訪日外国人客数が推計369万2200人だったと発表した。前年同月と比べ約21万7千人の減少となり、減少率は5.5%に達した。前年同月比がマイナスとなるのは今年1月以来、3カ月ぶりである。\n\n

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\n\n## 回復基調に陰り、中国市場の動向が影響か\n\nコロナ禍からの回復以降、訪日外国人客数は増加傾向が続いてきた。2024年には年間で過去最高を更新し、2025年1月には単月で過去最多を記録するなど、インバウンド需要は堅調に推移していた。こうした流れの中で、4月に前年同月比マイナスを記録した背景には、イースター休暇の時期のずれや、中国からの旅行者の大幅な減少があるとみられる。\n\n中国市場は2026年1月に前年同月比61%減と落ち込んでおり、中国当局による渡航自粛要請や中国国内の景気減速が影響しているとの見方がある。\n\n## 韓国・米国など9市場は4月として過去最多\n\n一方で、すべての市場が低迷しているわけではない。韓国やアメリカなど9つの国・地域からの旅行者数は、4月として過去最多を記録した。特にアメリカからの訪日客は欧米主要国と比較しても大きく伸長しており、市場ごとに明暗が分かれる結果となった。\n\nインバウンド市場全体としては依然として力強い需要が存在するものの、中国市場への依存度が高い構造が改めて浮き彫りになった形だ。今後は市場の多角化や地方への誘客推進が一層重要な課題となる。