森ビル、約15年ぶりの社長交代 向後康弘氏が6月就任へ
要約
森ビルは、取締役常務執行役員の向後康弘氏が新社長に昇格する人事を発表した。約15年ぶりのトップ交代により、都市開発事業を中心とした新体制への移行を推進する。
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向後康弘氏が新社長に就任へ
森ビルは20日、取締役常務執行役員の向後康弘氏(58)が新社長に就任する人事を発表した。6月23日に開催予定の定時株主総会を経て正式に就任する。同社における社長交代は約15年ぶりとなり、経営体制の刷新が注目される。
向後氏は1991年に慶應義塾大学経済学部を卒業後、森ビルに入社。六本木ヒルズの開発・運営に携わるなど、都市開発事業を中心にキャリアを積んできた。2019年に執行役員、2024年には常務執行役員に就任し、経営企画部や秘書室などを担当してきた。
約15年ぶりの経営トップ交代
森ビルは六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズ、麻布台ヒルズといった大規模複合開発を手がける総合デベロッパーである。近年は麻布台ヒルズや虎ノ門ヒルズステーションタワーが稼働し、収益を牽引してきた。
約15年ぶりとなるトップ交代により、新たな経営体制のもとで同社がどのような方向性を打ち出すかが焦点となる。
不動産業界を取り巻く環境
不動産業界全体では、建築費や金利の上昇、テレワーク普及に伴うオフィス需要の変動といった課題に直面している。森ビルも六本木5丁目プロジェクトにおいて、建築費や金利上昇の影響により竣工予定の遅延が検討されるなど、厳しい事業環境への対応が求められている。新社長のもとで、こうした課題にどう取り組むかが問われることになる。