2026/5/21
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国内

林総務相、AI悪用サイバー攻撃への対策強化を通信事業者・全国知事会に要請

要約

林芳正総務大臣は21日、高性能AIの悪用によるサイバー攻撃リスクへの対応として、通信事業者や全国知事会に対し、サービスの安定運用とデータ漏えい防止に万全を期すよう要請した。

AIサイバーセキュリティ全国知事会林芳正総務省

林総務相がAI悪用リスクへの対応を要請

林総務大臣は5月21日、高性能AIモデルの悪用によるサイバー攻撃リスクが高まっているとして、通信事業者や全国知事会などに対し、対策の強化を要請した。サービスの停止やデータの漏えいなどが生じないよう、万全の対応を求めている。

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※画像はイメージです

AI技術の急速な進展に伴い、サイバー攻撃の手法が高度化・多様化する中、通信インフラや地方行政を所管する総務省として、関係機関への働きかけに乗り出した形だ。

通信事業者・自治体に幅広く対策を求める

今回の要請は、通信事業者に加え、全国の都道府県知事で構成される全国知事会も対象に含まれている。通信分野だけでなく、地方自治体の情報システムにおいてもサイバー攻撃への備えが必要との認識が背景にある。

林総務大臣は、データ漏えい防止を含めた万全の対応を各組織に求めた。高性能AIモデルを悪用したサイバー攻撃は、専門知識を持たない者でも高度な攻撃を実行できる可能性があるとされ、従来の対策だけでは十分に対応しきれない恐れが指摘されている。

進化するAI時代のセキュリティ対策

総務省は従来からサイバーセキュリティ対策の推進に取り組んできたが、AIの進化に伴う新たな脅威への対応が喫緊の課題となっている。通信事業者は電気通信サービスを提供する社会基盤の担い手であり、攻撃を受けた場合の影響は広範に及ぶ。地方自治体についても、住民サービスの停止や個人情報の流出といったリスクが懸念される。

今回の要請を受け、通信事業者や自治体がどのような具体的対策を講じていくかが今後の焦点となる。