高市首相、2026年度予算の年度内成立へ「諦めていない」 野党は審議短縮に反発
要約
高市首相が13日に自民幹部らを官邸に集め、予算の早期成立を指示した。通常国会冒頭の衆院解散で審議日程が圧迫される中、政権内では審議時間の短縮も検討されており、野党は「国会の形骸化」を懸念している。
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首相、官邸に幹部集め早期成立を指示
高市早苗首相は13日、国会運営に関わる自民党幹部らを首相官邸に集め、新年度当初予算の年度内成立を目指す方針を示した。首相は「年度内の成立を諦めていない」と述べ、早期成立に向けた検討を進めるよう指示した。
高市首相は通常国会冒頭での衆院解散・総選挙を決定しており、予算審議の日程は大幅に圧迫されている。政府・与党内では当初、「5月中に成立できれば良い」(官邸幹部)との見方もあったが、首相自らが年度内成立への意欲を明確にした形だ。
審議時間の短縮を検討、野党は反発
政権内では国会の審議時間の短縮なども検討されている。首相側は衆院選前から自民党に対し、国会召集の前倒しや審議時間の短縮を水面下で要求していたとされる。
こうした動きに対し、野党側からは「国会の形骸化」を懸念する声が上がっている。国民民主党の玉木雄一郎代表は今回の衆院解散を「経済後回し解散」と批判しており、予算審議の短縮にも厳しい目が向けられている。
少数与党下での政権運営が焦点に
高市首相は憲政史上初の女性首相として第104代首相に選出され、自民党と日本維新の会による連立政権を発足させた。少数与党体制の下、予算成立には野党の協力が不可欠な状況にある。
賃上げ対策など国民生活に影響する政策が予算に含まれるとされる中、審議の充実と年度内成立の両立が実現できるかが今後の焦点となる。