2026/4/1
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政治

日豪防衛相がドイツで会談、三菱重工「もがみ」型護衛艦の早期契約で一致

要約

小泉防衛相とマールズ豪国防相が14日にドイツで会談し、オーストラリア海軍が次期フリゲート艦に選定した三菱重工の「もがみ」型護衛艦改良型について、2025年度内の契約完了を目指すことで合意した。日本の防衛装備品輸出として過去最大規模の契約となる見通し。

インド太平洋戦略日豪関係海上自衛隊防衛政策防衛装備品輸出

2025年度内の契約完了を目指す

小泉進次郎防衛相とオーストラリアのマールズ副首相兼国防相は14日、ドイツで会談し、三菱重工業が製造する海上自衛隊の「もがみ」型護衛艦改良型について、早期の契約締結に向けて協議を進めることで一致した。オーストラリア海軍はすでに同艦を次期汎用フリゲート艦に選定しており、両国は2025年度内の契約完了を目標に掲げる。

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※画像はイメージです

日本の防衛装備品輸出としては過去最大規模となる見通しで、実現すれば日豪の防衛協力が新たな段階に入ることになる。

防衛協力の枠組みも確認

会談ではあわせて、「戦略的防衛調整枠組み(FSDC)」を防衛協力の強化に活用していくことを確認した。FSDCは2025年12月に東京で行われた前回の防衛相会談で立ち上げが決まったもので、防衛政策の調整や共同活動、産業技術協力などを幅広くカバーする枠組みだ。

両防衛相は昨年12月の会談からわずか約2カ月で再び顔を合わせた形となり、日豪間の防衛協力が加速していることを示している。

「もがみ」型護衛艦とは

「もがみ」型護衛艦は三菱重工業が建造する海上自衛隊の最新鋭護衛艦で、少人数での運用が可能な点や防空能力の高さが特徴とされる。オーストラリア海軍はドイツの競合艦との入札競争を経て同型を選定した経緯がある。

契約が実現すれば全11隻の建造が計画され、最初の3隻は日本国内で、残り8隻はオーストラリアで建造される見通しだ。総額は100億オーストラリアドル規模とされ、2029年からの納入開始が予定されている。