2026/4/1
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政治

高市首相、施政方針演説で食料品消費税ゼロの法案提出方針を表明へ

要約

高市総理大臣は施政方針演説で食料品の消費税をゼロにする方針を明らかにする方向で調整を進めており、超党派の「国民会議」で夏前に中間取りまとめを行い、税制関連法案の提出を急ぐ方針だ。

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施政方針演説で法案提出方針を明示へ

高市総理大臣は施政方針演説において、食料品の消費税をゼロにする方針を明らかにする方向で調整を進めている。食料品の消費税ゼロは自民党が掲げた公約であり、ゼロ税率の適用期間は2年間とされている。

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※画像はイメージです

高市首相は税制関連法案の提出を急ぐ方針で、超党派の「国民会議」において夏前に中間取りまとめを行う予定だ。

超党派「国民会議」が具体化の舞台に

政策の具体化にあたっては、超党派で設置される「国民会議」が重要な役割を担う。夏前の中間取りまとめに向け、与野党を交えた議論が本格化する見通しだ。

ただし、施政方針演説の具体的な実施日時や、対象となる「食料品」の範囲、2年間の起算点といった詳細はまだ明らかになっていない。法案提出の具体的な時期や、与野党間の合意形成の見通しも今後の焦点となる。

財源確保と経済効果が今後の焦点

食料品の消費税をゼロにするには年間約5兆円規模の財源が必要とされており、代替財源の確保が最大の課題だ。経団連は消費税を「社会保障を支える重要な安定財源」と位置づけ、代替財源の明確化を求めている。

また、経済学者の間では食料品消費税ゼロの経済効果に懐疑的な見方が多く、約9割が「経済にプラスとは思わない」と回答した調査結果もある。2年間の時限措置であるため、終了後の負担増による混乱を懸念する声も上がっている。

野党側も消費税をめぐる対案を打ち出しており、立憲民主党は食料品の軽減税率を1年間ゼロにする案、国民民主党は消費税率の一律5%への引き下げを主張している。施政方針演説を受け、国会での論戦が一段と活発化することが予想される。