インド、「AIの民主化」掲げ約20カ国首脳集め国際会議を開催
要約
インドで開催中のAIインパクトサミットで、モディ首相がAIの民主化を訴え、米中二極構造に対抗する「第三の極」としてグローバルサウスの利益代弁を表明した。
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モディ首相「AIの民主化が不可欠」
インドで開催中の国際会議「AIインパクトサミット」で19日、モディ首相が演説し「AIの民主化が不可欠だ」と訴えた。米国と中国がリードするAI開発の分野で、インドが「第三の極」としての地位を確立し、グローバルサウス(新興国・途上国)の声を代弁する姿勢を鮮明にした形だ。
会議にはフランス、ブラジルを含む約20カ国の首脳と国連事務総長が参加しており、AI開発をめぐる国際的な議論の場として注目を集めている。
グローバルサウスの代弁者として
モディ首相が「AIの民主化」を掲げる背景には、グローバルサウス諸国が世界人口の約7割を占めるにもかかわらず、AI開発の恩恵が先進国に偏っているという現状がある。インドはこうした新興国・途上国の立場を代表し、AI技術へのアクセス格差是正を国際社会に求める構えだ。
約20カ国の首脳級が一堂に会する今回のサミットは、AI分野における国際協調の枠組みづくりにおいて、インドが主導的な役割を果たそうとする意思の表れといえる。
米中二極構造への挑戦
現在、AI開発は米国と中国が圧倒的にリードする二極構造にある。インドはこの構図に対し、豊富なIT人材とデジタルインフラを武器に「第三の極」を目指す戦略を打ち出している。今回のサミット開催は、その国家戦略を国際舞台で具現化する一歩となる。
会議の具体的な成果や合意事項については、今後の動向が注目される。