国民民主党の衆院選候補者ら3人逮捕 SNS運用会社経由で運動員に報酬
要約
警視庁は公職選挙法違反(買収)の疑いで入江伸子容疑者ら3人を逮捕。SNS運用会社を経由して5人の運動員に計27万円の報酬を支払っていた。
公職選挙法国民民主党政治資金警視庁選挙違反
候補者・SNS会社代表・会計担当の3人を逮捕
警視庁は、2026年2月の衆議院選挙をめぐり、運動員に報酬を支払ったとして、国民民主党候補者の入江伸子容疑者(63)ら3人を公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕した。
逮捕されたのは入江容疑者のほか、SNS運用会社代表の菅原京香容疑者(25)と、入江陣営の会計事務を担当していた佐藤芳子容疑者(63)の計3人である。
SNS運用会社を介した「迂回型」の報酬支払い
捜査によると、入江容疑者は菅原容疑者が代表を務めるSNS運用会社に対し、選挙運動員の募集を依頼。集められた運動員5人に対し、ビラ配りなどの選挙運動の対価として計27万円の報酬が支払われた。
報酬の支払いは、佐藤容疑者が菅原容疑者の会社口座に資金を振り込み、同社を経由して運動員に渡る仕組みだった。候選者から運動員への直接的な資金の流れを避け、SNS運用会社を中間に挟む構図となっていた。
入江容疑者の経歴と選挙結果
入江容疑者は元東京都議会議員で、2017年から2025年まで2期にわたり都議を務めた。フジテレビでの勤務経歴もある。2月8日投開票の衆院選では東京7区から国民民主党の公認候補として出馬したが、落選していた。
捜査ではこのほか、確認された27万円・5人分を上回る計45万円以上が10人以上の運動員に支払われていた疑いも浮上している。運動員の多くは10代から20代の女子大学生だったとされる。
国民民主党の対応
国民民主党の玉木雄一郎代表は「党としても厳正に対処する」とコメントしている。公認候補による公職選挙法違反事件として、今後党紀委員会での処分が検討される可能性がある。