日本・カナダ、サイバー政策協議体の発足で合意 両首脳が一致
要約
高市首相とカナダのカーニー首相がサイバー分野での政策協議体を新たに立ち上げる方針で一致し、日加間のサイバーセキュリティ連携が新たな段階に入る。
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サイバー政策協議体の発足で一致
高市首相とカナダのカーニー首相が、サイバー政策に関する協議体を発足させる方針で一致した。
日本とカナダの間でサイバー分野に特化した政策協議の枠組みが設けられることになる。サイバー攻撃の脅威が世界的に増大するなか、両国が連携を強化する狙いがあるとみられる。
両首脳の立場
高市首相はかねてサイバーセキュリティを重要政策課題に位置づけており、「サイバーセキュリティ庁」の新設構想を掲げてきた。経済安全保障の観点からも、AI・半導体と並びサイバーを戦略分野として重視している。
一方、カーニー首相は「中堅国の結束」を外交方針の柱に据え、インド太平洋地域との関係強化を進めている。2026年1月のダボス会議では国家による敵対的なサイバー攻撃を国際秩序への脅威として言及していた。
日加関係の新たな展開
今回の合意は、日本とカナダの安全保障協力が伝統的な分野からサイバー空間へと広がりを見せていることを示すものである。両国はともに、中国やロシアなどからのサイバー脅威への対処を課題としており、同志国間での連携強化が急務となっている。
カーニー首相は2月下旬にインド、オーストラリア、日本を訪問しており、インド太平洋地域のパートナー国との関係深化を加速させている。日本側もエネルギーや資源調達の多元化を図るなかで、カナダとの包括的な協力関係の構築を進めている。