金沢市長選、現職・村山卓氏が再選 保守分裂選で新人3氏を退ける
要約
3月8日に投開票された金沢市長選は、自民金沢支部や立民の推薦を受けた現職が、自民離党の元県議ら新人3候補を破り2期目の当選を決めた。
保守分裂地方選挙石川県金沢市
現職・村山氏が再選果たす
3月8日に投開票された金沢市長選挙で、現職の村山卓氏(53)=無所属=が再選を果たした。新人3氏との争いを制し、2期目の当選を決めた。
今回の市長選は、村山氏に加え、元石川県議の田中敬人氏(55)=無所属=、薬剤師の中内晃子氏(53)=無所属=、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)元会長の徳野英治氏(71)=無所属=の計4人が立候補した。
村山氏は自民金沢支部、公明党金沢総支部、連合石川の推薦を受け、社民党県連の支援も得た。立憲民主党の推薦も取り付けており、与野党を横断する幅広い支持基盤を構築して選挙戦に臨んだ。
保守分裂の構図
選挙戦の焦点となったのは、村山氏と田中氏による保守分裂の構図である。田中氏は石川県議を3期務めた自民党所属の議員だったが、出馬にあたり自民党を離党。無所属での立候補となった。
政策面では、村山氏が中心市街地の活性化や子育て支援の拡充を掲げたのに対し、田中氏は観光で得た利益をより多く市民生活へ還元することや、若年層の医療費無償化を訴えた。
しかし、自民金沢支部の推薦を得た村山氏が組織力で上回り、田中氏を退けた。中内氏は共産党地方組織の推薦を受けて戦ったが広がりを欠き、徳野氏も浸透しなかった。
2期目の課題
村山氏は選挙戦で掲げた中心市街地の活性化や子育て支援の拡充を、2期目でどう具体化していくかが問われることになる。