2026/4/1
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政治

新年度予算案の衆院通過めぐり自民・国民民主が会談、協力の見通し立たず

要約

自民党の鈴木幹事長と国民民主党の榛葉幹事長が10日午後に会談し、13日の衆院通過を目指す与党に対し、榛葉氏は「今のままだと協力することは難しい」と審議不十分を理由に慎重姿勢を示した。

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与党、13日の衆院通過目指すも野党反発

自民党の鈴木俊一幹事長と国民民主党の榛葉賀津也幹事長が10日午後、新年度予算案をめぐり会談した。自民党は年度内成立に向けて野党に協力を呼びかけているが、榛葉氏は「今のままだと協力することは難しい」と述べ、審議が不十分だとの認識を示した。

与党は13日の当初予算案の衆院通過を目指しており、鈴木幹事長は同日午前の記者会見で野党側に協力を求める姿勢を改めて打ち出した。衆院では与党が3分の2超の議席を占めており、採決に踏み切れば衆院通過自体は可能な状況にある。

参院では野党が多数、協力不可欠

参院では野党が多数を握っている。予算案は衆院通過後30日で自然成立する憲法上の規定があるものの、年度内の円滑な成立には参院での野党の協力が欠かせない。国民民主党をはじめとする野党各党は審議が不十分だとして反発しており、与党が描くスケジュール通りに進むかは不透明な情勢である。

幹事長会談も溝埋まらず

10日の会談では、自民党側が予算案への協力を要請したのに対し、国民民主党側は現状のままでは応じられないとの立場を崩さなかった。榛葉氏の発言は、与党主導で日程を急ぐ姿勢への明確な異議であり、今後の国会運営に影響を及ぼす可能性がある。

高市早苗首相が率いる政権にとって、新年度予算案の成立は政権運営の最重要課題の一つである。衆院での圧倒的多数を背景にしつつも、参院での野党協力をどう取り付けるかが焦点となっている。