首相、ホルムズ海峡への自衛隊派遣「決まっていることはない」と答弁
要約
高市首相は参院予算委員会で、機雷掃海などを目的とした自衛隊派遣の可能性に触れつつも、米側への支援約束を否定。「情勢が変化しており、予断をもって答えることは困難」と慎重な姿勢を示した。
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参院予算委で首相が言及
高市早苗首相は25日の参院予算委員会の集中審議で、イランが事実上封鎖しているホルムズ海峡の航行安全確保を名目とした自衛隊派遣について「決まっていることはない」と述べた。
首相は機雷掃海などを目的とした将来的な自衛隊派遣の可能性には言及したものの、「情勢が変化しており、予断をもって答えることは困難だ」と述べ、現時点での具体的な方針決定には至っていないとの認識を示した。
米側への支援約束を否定
高市首相は答弁の中で、米側に自衛隊の支援は約束していないと明言した。3月19日にワシントンで行われた日米首脳会談を経ての国会答弁だが、首脳会談での協議内容との関連について、首相は踏み込んだ説明を避けた形だ。
「状況見て判断」の含意
首相の答弁は、自衛隊派遣を否定するものではなく、今後の情勢次第では派遣に踏み切る余地を残したものといえる。ホルムズ海峡は日本の原油輸入の大部分が通過する重要なエネルギー供給路であり、その航行安全は日本の経済安全保障に直結する。機雷掃海という具体的な任務に言及した点は、政府内で一定の検討が進んでいることをうかがわせる。
参院予算委員会では今後も安全保障政策をめぐる議論が続く見通しだ。