2026/4/1
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政治

高市首相、赤澤経産相を重要物資安定供給の担当閣僚に指名 中東情勢受け

要約

高市総理大臣が30日夕方に赤澤経済産業大臣と会談し、石油製品をはじめとする重要物資の安定供給確保を担当する閣僚に指定した。ホルムズ海峡情勢の緊迫化が背景にある。

エネルギー安全保障中東情勢経済産業省赤澤経産大臣高市早苗首相

高市首相が赤澤経産相に重要物資の安定供給確保を指示

高市総理大臣は30日夕方、赤澤経済産業大臣と会談し、石油製品をはじめとする重要物資の安定供給の確保を担当する閣僚に指定することを決めた。緊迫化する中東情勢を背景とした措置である。

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※画像はイメージです

中東情勢が背景に

今回の人事は、中東情勢の不安定化が直接的な背景にある。日本は原油輸入の9割超を中東地域に依存しており、ホルムズ海峡の通航リスクが高まる中、石油製品の安定的な確保は国家的な課題となっている。

政府はすでに3月16日から国家備蓄および民間備蓄の放出を開始しているほか、国際エネルギー機関(IEA)加盟32カ国との協調備蓄放出にも合意している。赤澤経産相の担当閣僚への指定は、こうした一連の危機対応をさらに強化する狙いがあるとみられる。

赤澤経産相の役割

赤澤経産相は、2025年10月に高市内閣の経済産業大臣に就任している。石油製品に加え、石油化学製品の原料となるナフサの供給不足が国内産業に波及している状況を踏まえ、サプライチェーン全体を見据えた対応が求められることになる。

高市政権は「危機管理投資」をエネルギー安全保障の柱に据えており、今回の担当閣僚指定はその具体化の一環と位置づけられる。