日インドネシア首脳会談、AIやODAなど5分野で協力深化を確認
要約
高市首相とプラボウォ大統領が迎賓館で会談し、AI・防災・脱炭素などを柱にODAを通じた連携強化で一致した。前日にはビジネス・フォーラムでエネルギー分野の企業間合意も成立している。
迎賓館で首脳会談、経済・安保の連携深化へ
高市早苗首相は31日、東京・元赤坂の迎賓館でインドネシアのプラボウォ大統領と会談した。両首脳は経済や安全保障などでの連携を深めることを確認し、両国がともに重視する5項目をテーマに、政府開発援助(ODA)などでの協力を確かめた。
会談後、両首脳は共同記者発表を行い、昼食会に臨んだ。高市首相は「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の実現に向けて両国で地域を強く豊かにしていきたい」と述べた。プラボウォ大統領は「世界の状況が大変複雑化するなか、両国は解決に資する存在であるべきだ」と応じた。
AI・防災・脱炭素を柱にODA協力
両首脳は、人工知能(AI)でのODAや防災、脱炭素などの分野での協力を打ち出した。日本はインドネシアにとって最大のODA供与国であり、今回の会談ではその枠組みをさらに発展させる方向性が示された。
インドネシアは天然ガスを日本に輸出しており、エネルギー面でも両国の関係は深い。2023年には当時の岸田文雄首相とジョコ大統領の首脳会談で、両国関係を「包括的・戦略的パートナーシップ」に格上げしている。
ビジネス・フォーラムで企業間合意も
プラボウォ大統領は首脳会談に先立つ30日、都内で日本貿易振興機構(ジェトロ)などが開催した「日インドネシア・ビジネス・フォーラム」に参加した。同フォーラムでは、両国の企業間でエネルギー分野などの経済協力で合意が成立している。
プラボウォ氏は2024年10月に大統領に就任している。
両国関係を格上げ
岸田首相とジョコ大統領の会談で「包括的・戦略的パートナーシップ」に引き上げた。
プラボウォ氏が大統領就任
元国防相のプラボウォ氏がインドネシア新大統領に就任した。
ビジネス・フォーラム開催
ジェトロ主催のフォーラムにプラボウォ大統領が参加し、エネルギー分野などで企業間合意が成立した。
日インドネシア首脳会談
迎賓館で高市首相とプラボウォ大統領が会談し、5分野でのODA協力などを確認した。