2026/4/17
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政治

政府、南スーダンPKO参謀長に陸自幹部派遣を閣議決定

要約

日本政府は17日、国連南スーダン派遣団(UNMISS)の軍事部門司令部トップである参謀長ポストに陸上自衛隊幹部を派遣することを決定しました。陸自幹部の同ポストへの起用は、日本のPKOへの継続的な貢献を示すものとなります。

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陸自幹部をUNMISS参謀長に派遣へ

日本政府は17日の閣議で、アフリカの南スーダンにおける国連平和維持活動(PKO)を統括する「国連南スーダン派遣団(UNMISS)」の軍事部門司令部トップである「参謀長」に、陸上自衛隊の幹部を派遣することを決定した。

UN peacekeeper, military officer, blue helmet, briefing room, United Nations flag
※画像はイメージです

UNMISSは、2011年に南スーダンがスーダンから独立したのに伴い設立されたPKOで、首都ジュバに本部を置く。市民保護や人道支援、和平プロセスの履行支援など多岐にわたる任務を担っている。

日本のUNMISSへの関与

日本は2012年1月から2017年5月まで陸上自衛隊の施設部隊を南スーダンに派遣し、道路整備やインフラ構築などの活動を行ってきた。施設部隊の撤収後は、主に司令部要員を派遣する形でUNMISSへの関与を続けている。今回の閣議決定は、この司令部要員としての派遣の一環にあたる。

参謀長はUNMISSの軍事部門司令部のトップに位置するポストであり、陸自幹部がこの役職に就くことは、日本のPKOへの継続的な貢献を示すものとなる。

PKO参加の歩み

日本のPKO参加は、1992年に制定された国際平和協力法(PKO協力法)を基盤としている。カンボジアへの施設部隊派遣を皮切りに、各国での活動を通じて国際社会での実績を積み重ねてきた。2016年には安全保障関連法に基づき、PKO参加部隊に「駆け付け警護」や「宿営地の共同防衛」といった新たな任務が付与されるなど、活動の幅が広がってきた経緯がある。

南スーダンでは依然として国内の治安が不安定な状態が続いており、部族間の紛争や武装勢力の活動も継続している。こうした情勢のなか、UNMISSは現地住民の保護や治安維持において重要な役割を果たしている。

なお、派遣される陸自幹部の氏名や階級、具体的な派遣時期および期間については明らかにされていない。