高市首相、総裁選中傷動画への関与を全面否定 政治団体からの支出も「ない」
要約
高市首相は参院本会議で、自民党総裁選を巡り他候補を中傷する動画作成に関与したとする報道を否定。秘書からの支出や政治資金収支報告書への記載も一切ないと強調しました。
高市早苗首相は13日の参院本会議で、昨年の自民党総裁選を巡り、他候補を誹謗中傷する動画の作成に自身が関わったとする週刊文春の報道を全面的に否定した。立憲民主党の小西洋之参院議員の質問に答えた。
「関与は一切ない」と明言
高市首相は「私の関与は一切ない」と述べ、自身の国会議員関係政治団体から動画発信に関する費用の支出があったかとの問いに対しても「私の国会議員関係政治団体からはない」と強調した。領収書の受領や政治資金収支報告書への記載についても否定している。
週刊文春は、高市陣営の公設第1秘書が陣営スタッフに対し中傷動画の作成を依頼したとされるメッセージのやり取りを入手したと報じていた。これに対し高市首相は、LINEやシグナル、ショートメッセージでのやり取りについても、秘書から確認できなかったとの報告を受けていると説明した。
「秘書を信じる」と強調
小西議員が報道の真偽について重ねて追及したのに対し、高市首相は「週刊誌を信じるか、秘書を信じるか。私は秘書を信じる」と述べた。公設第1秘書は高市氏の政治団体の会計責任者も務めている人物である。
また、報道が事実であった場合の責任について問われると、高市首相は「仮定の質問に答えることは差し控える」と述べるにとどめた。
総裁選と中傷動画の疑惑
週刊文春の報道によれば、高市陣営が対立候補を中傷するショート動画を作成し、TikTokの匿名アカウントを通じて投稿していたとされる。昨年行われた自民党総裁選を巡る選挙活動の中で行われた疑いが持たれているが、高市首相はこれらの疑惑について一貫して否定する姿勢を示した。
SNSを活用した政治活動の透明性や、政治資金の適正な管理を巡る議論が続く中、野党側は今後も追及を続ける構えとみられる。