ロンドン外為市場でユーロ下落、円は一時158円20銭と2週間ぶり安値
要約
14日のロンドン外為市場では、米小売売上高が市場予想並みとなりドル買いが優勢となった。円相場は一時158円20銭と2週間ぶりの安値を付けた一方、急騰する場面もあり神経質な展開が続いた。
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ユーロが対ドルで下落、米経済指標がドル買いを後押し
14日のロンドン外国為替市場で、ユーロが対ドルで下落した。英国時間16時時点の相場は1ユーロ=1.1670〜80ドルで、前日比0.0030ドルのユーロ安・ドル高となった。
同日発表された4月の米小売売上高が前月比0.5%増と市場予想並みの水準を確保したことが、ドル買い材料として意識された。米債券市場では14日に長期金利が低下幅を縮小しており、ドルの下値を支える要因となった。
円相場は158円20銭近辺まで下落、2週間ぶりの円安水準
円相場は対ドルで一時1ドル=158円20銭近辺を記録し、4月末以来約2週間ぶりの円安水準となった。米経済の底堅さを示す指標を受け、ドル買い・円売りの流れが強まった格好である。
一方で、円相場は158円近辺から157円台前半へ急騰する場面もあり、神経質に振れる展開が見られた。日本政府・日銀による為替介入への警戒感が、円安の一方的な進行を抑制する要因として意識されている。
ユーロの対円相場は16時時点で1ユーロ=184円70〜80銭と、前日比10銭の円高・ユーロ安だった。
英ポンドも対ドルで軟調
英ポンドも対ドルで下落し、16時時点で1ポンド=1.3480〜90ドルとなった。ドル全面高の地合いの中で、ポンドにも売り圧力がかかった。
14日の市場全体を通じて、米経済指標の堅調さを背景としたドル買いが主軸となった一方、円相場では介入警戒感も絡み合い、方向感の定まりにくい展開が続いた。