栃木・上三川町の強盗殺人事件、少年1人がヒッチハイクで逃走していたことが判明
要約
栃木県上三川町の強盗殺人事件で、逮捕された少年4人のうち1人が仲間の車両に乗れず、通行人にヒッチハイクを求めて逃走していた。混乱した犯行直後の状況が、捜査関係者への取材で浮き彫りとなっている。
栃木県上三川町の住宅で2026年5月14日に発生した強盗殺人事件で、実行役とされる少年4人のうち1人が、犯行後に逃走車両に乗ることができず、通行人に声をかけてヒッチハイクで近くの駅まで移動していたことが捜査関係者への取材でわかった。事件の混乱した逃走の実態が浮かび上がっている。
犯行直後、仲間に置き去りにされ単独で逃走
事件は5月14日、上三川町の住宅に複数人が押し入り、住人の富山英子さん(69)が殺害されたもの。事件発生から約30分後、現場近くで少年1人が確保された。この少年は「ほかの仲間は車で逃げた」と供述していた。
その後の捜査で、別の少年1人も逃走車両に乗ることができなかったことが新たに判明。この少年は現場付近で通行人に声をかけ、ヒッチハイクの形で駅まで移動していたという。逃走車両に全員が乗り込めなかった経緯や、ヒッチハイクで移動した少年のその後の詳しい足取りについては、現在も捜査が進められている。
逮捕された少年4人はいずれも16歳
強盗殺人容疑で逮捕された少年4人はいずれも16歳で、神奈川県相模原市および川崎市に住んでいた。少年らは実行役とみられており、事件には指示役とされる28歳の男と25歳の女も逮捕されている。組織的な犯行であった可能性が指摘されている。
富山さんの自宅付近では事件の約1カ月前から不審者の目撃情報が相次いでおり、4月上旬には隣接する息子の自宅で窃盗事件も起きていた。捜査当局は、一連の不審な動きと今回の事件との関連についても調べを進めているとみられる。
捜査の焦点は犯行の全容解明へ
今後の捜査では、犯行計画の詳細や指示役と実行役の関係、さらに他の共犯者の有無が焦点となる。逮捕された少年らの一部は互いに面識がなかった可能性も指摘されており、SNSなどを通じて集められた可能性も視野に入れて捜査が進むとみられる。