上三川町強盗殺人事件、横浜市の夫婦逮捕 少年4人にリアルタイムで指示か
要約
実行役の16歳少年4人に通話で犯行を指示し、「やらなければ家族を殺す」と脅して従わせていた疑い。凶器や車両も夫婦側が提供したとみられ、警察はトクリュウによる事件として全容解明を進めている。
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横浜市の夫婦を逮捕、リアルタイム通話で犯行指示の疑い
栃木県上三川町で発生した強盗殺人事件で、栃木県警下野署捜査本部は、実行役の少年4人にリアルタイムの通話で指示を出していた疑いで、横浜市在住の竹前海斗容疑者(28)と妻の美結容疑者(25)を逮捕した。2026年5月21日で事件発生から1週間を迎える。
捜査本部によると、夫婦は神奈川県在住の16歳の高校生4人を実行役として犯行に従事させていたとみられる。少年らが使用した白い外車や凶器となった刃物・バール、目出し帽などは、いずれも夫婦から提供された疑いがある。竹前夫婦は容疑を全面的に否認している。
「家族や友人を殺す」と脅迫か
捜査本部の調べでは、夫婦は少年らを監視し、「やらなければ家族や友人を殺す」などと脅して犯行に従わせていたとみられている。少年の一部も取り調べに対し、「やらなければ家族や友人を殺すと脅された」「夫婦に頼まれた」と供述している。
事件前には、高速道路のサービスエリアで夫婦と少年4人の計6人が初めて集合していたことも判明している。実行役の少年のうち、相模原市在住の1人は5月15日に逮捕されていた。
警察はトクリュウによる犯行とみて全容解明へ
警察は本事件を、匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)による犯行とみている。トクリュウはSNSなどを通じて実行役を募集し、犯行ごとにメンバーが入れ替わる形態の犯罪グループで、組織の実態把握が難しいとされる。
捜査本部は、竹前夫婦よりもさらに上位に指示役が存在する可能性を視野に入れており、夫婦が少年らに提供したとされる凶器や車両の入手経路、犯行グループの組織構造を含めた全容解明を進めている。