2026/5/20
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社会

SNS投資詐欺で約8億7千万円被害 愛知県の80代男性、県内過去最高か

要約

愛知県警が20日に公表した事案で、80代男性は著名人名を冠したネット広告からLINEに誘導され、偽の投資アプリを通じて送金や現金・金地金の受け渡しを繰り返していた。

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偽アプリで利益を装い、約8億7千万円を詐取

愛知県在住の80代男性が、SNSを通じた投資詐欺により計約8億7千万円をだまし取られていたことが20日、愛知県警の公表で明らかになった。捜査関係者によると、県内での特殊詐欺被害額としては過去最高の可能性がある。

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※画像はイメージです

男性は2026年当初、インターネット上で著名人の名前が記載された投資広告にアクセスしたことがきっかけで、LINEへ誘導された。その後、詐欺グループ側が提供した投資アプリをダウンロードし、アプリ上では投資した資金が増加しているかのように表示されていたという。

送金に加え現金・金地金も手渡し

被害は指定口座への送金にとどまらなかった。男性は詐欺グループの指示に従い、現金や金地金を直接受け渡す形でも金銭を提供しており、2026年5月までの間に被害が積み重なった。口座送金と対面での受け渡しを組み合わせた手口が用いられていた。

広告に名前を悪用された著名人の具体的な氏名や、男性が詐欺に気づいた経緯は明らかにされていない。

巧妙化するSNS型投資詐欺

SNS型投資詐欺は近年、被害件数・被害額ともに増加傾向にある。著名人や投資家を装った偽広告でSNSに誘導し、偽の投資アプリで利益が出ているように見せかけて送金を繰り返させる手口が典型だ。アプリ上の架空の利益表示が被害者の信頼を深め、被害額が高額化する一因となっている。

今回の事案でも、アプリが示す偽의利益を信じた男性が長期にわたり送金や金品の提供を続けたとみられる。愛知県警は詐欺の全容解明に向けて捜査を進めている。