2026/5/20
nippon-post.com
社会

白山市の放課後児童クラブで虐待4件・不適切保育1件を認定 佛子園が会見で謝罪

要約

石川県白山市の社会福祉法人「佛子園」が運営する放課後児童クラブで、2023〜24年度に女子児童3人への性的虐待や身体的虐待など計5件が認定された。法人は再発防止策を発表し、理事長が謝罪した。

佛子園児童虐待子どもの安全放課後児童クラブ石川県

虐待4件と不適切保育1件を認定

石川県白山市の社会福祉法人「佛子園」が運営する放課後児童クラブで、虐待4件と不適切保育1件の計5件が認定されたことが分かった。2024年5月20日、佛子園が会見を開き、白山市による事案の認定を発表した。被害を受けたのは女子児童3人で、事案は2023〜24年度にかけて発生していた。

Group of people
※画像はイメージです

白山市は2023年9月から法人事務所への立ち入り監査や関係者への聞き取りを実施。調査の結果、男性パート支援員(31)による性的虐待2件と身体的虐待1件、別の男性支援員(41)による心理的虐待1件が確認された。このほか、不要な着替えの介助にあたる不適切保育1件も認定されている。

支援員2人は退職・配置換えに

性的虐待と身体的虐待を行った男性パート支援員(31)はすでに依願退職しており、心理的虐待が認定された男性支援員(41)は配置換えとなっている。

佛子園は再発防止策として、マニュアルの整備や複数職員による確認体制の構築を発表した。雄谷良成理事長は「今回の事案を重く受け止め、二度とこのようなことが起こらないよう信頼回復に努めていく」と述べた。

  1. 白山市が立ち入り監査を開始

    法人事務所への立ち入り監査や関係者への聞き取り調査を実施し、事実関係の確認に着手した。

  2. 佛子園が保護者説明会を開催

    法人側が保護者向けに説明会を実施したが、出席者からは内容が不十分との声が上がった。

  3. 佛子園が会見で認定を公表

    虐待4件・不適切保育1件の認定を発表し、理事長が謝罪。再発防止策も併せて示した。

保護者からは説明不足を指摘する声

2024年3月に佛子園が開催した保護者への説明会をめぐっては、保護者から「3月の説明会はあいまいな内容だった」「法人はすべてを説明し、ちゃんと対応してほしい」との声が上がっており、法人の対応に対する不信感がうかがえる。

佛子園は1960年に設立された社会福祉法人で、障害の有無や年齢にかかわらず多様な人々が交流する「ごちゃまぜ」のまちづくりを理念として掲げてきた。福祉分野で広く知られる法人での虐待認定は、放課後児童クラブの運営体制や職員管理のあり方にあらためて課題を突きつけている。